松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



素敵なまち、神戸へ

おはようございます。

昨日はいつもの友人たち二人と連れだって、神戸まで遠出してきました。

夜の1時半に地元を出発し、4時過ぎの船で黒鯛を釣りにいきました。



うっすらと明るくなる前の神戸の景色は、夜の神戸の街のそれとはまた違ってうっとりするような美しさがあります。

今回、私たちは神戸港の一番沖に位置する防波堤へ渡してもらいました。

ポートアイランドの沖に位置する防波堤です。



海に浮かぶ孤島なので日陰がなく流石に暑かったですが、全員めでたく黒鯛を釣る事ができました。



フレンチ壺中天の上井さん。



割烹ほそのの細野さん。

そして私。





防波堤から望む水平線



そして六甲山。

どれだけ眺めても飽きない景色です。

そのあと、

とても暑い日でしたので昼で港まで戻り、三人でスーパー銭湯で汗を流してから夕飯を食べて帰ってきました。

夕飯がとても美味しかったので、書いておきます。

三宮駅近くのこちらの中華料理屋さんは全員中国系の方々です。



神戸へお出かけの際はぜひどうぞ。

いつもの仲間。いつもの笑顔。

気の置けない仲間との贅沢なショートトリップでした。

浜千鳥

浜千鳥

そう名付けてお店に並べている羽二重餅製の生菓子です。



中のあんは備中白小豆のこしあんです。

焼印は千鳥の図案を採用しました。

干潟や砂浜でよく見かけるくちばしの短い海鳥の総称として千鳥と呼ぶのですが、この千鳥の図案は昔から和柄の代表的なものとして知られています。



とても可愛いデザインで、現代でも充分通用する図案だと思うのですが。

また男性、女性問わず服の生地によく使われる千鳥格子の図案も世間ではよく知られたものです。



すでにこの千鳥格子の柄は千鳥の原型をとどめておりません。しかし、もともとは千鳥の図案から派生したもので洋風のように見えますが、こちらも和柄であります。

和菓子によく使う図案は結構、江戸模様など昔から日本で親しまれてきた和柄をもとにしているものも少なくありません。

これからもこうした和菓子をご紹介する際にご説明とともにお話していきたいと思います。

大切なお嫁さん

毎年、土用の丑の日になると次男のお嫁さんのご実家から鰻の白焼きが送られてきます。



夏の暑い時期の鰻はとてもありがたいもので、疲れた体には一番のご馳走です。お嫁さんのご実家が浜松市ということもあり、こうしていつもお気遣いをしてくれるのです。

長男である私と三男である弟はお嫁さんが既にいません。次男のお嫁さんの両肩にのしかかるお嫁さんとしての重責が重いのかどうかは彼女に聞いた事はありませんが、私は彼女が成人になる前からうちの家族全員を支えてもらっていると思っています。

松屋長春は繁忙期に人手が足らなくなる事がしばしばあるのですが、そのような際に真っ先に手を挙げて助けてくれるのが彼女です。彼女は自分の仕事を持ちながら、そして子供たちのお世話も全て担っているのにです。

そんな時、私はいつも胸がいっぱいになります。

両親も私も娘たち三人も末弟も全員がそう思っていますが、私たちの大切なお嫁さんでありこれ以上ない家族の一員だと思ってます。

いつもありがとう。

我々が幸せでいられる要因の一つに彼女が常に支えてくれているからだと私は思っています。

これからもよろしくね。

私に無くて弟にあるもの。弟は女性を見る目に長けているようです。彼女以上のお嫁さんはいないので。

時に羨ましくも思う私です。

今夜は松屋長春に無くてはならない人のお話でした。いつまでもマリア様のような女性でいて下さい。