松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



心痛めています

おはようございます。

栗真っ盛りの頃となりました。



今年の栗は例年よりも出来がいいようで、天災に見舞われることなく無事収穫の時期を迎えられたからと、少し安堵しているところです。

丹波大納言小豆や備中白小豆や北海小豆なども今のところ順調なようで、この先の収穫まで何とか天災に見舞われることなく無事に終了して欲しいものです。

今年はたまたま私の仕事に影響する作物は何も問題ございませんでしたが、ここ何年かはずっと不作が続いておりました。当然不作になりますと、原材料が高騰するのですが、それをお客様へ転化するわけにはいきません。何年も和菓子の値上げを抑える事に心血を注いでまいりました。

いい時も悪い時も長く生きていたら必ずあります。

しかし、ここ最近は天災の大きさが尋常ではないほどであり、日本各地で甚大なる被害を与えています。いい年の方が少ないほどであります。

地球温暖化をはじめ、大気汚染、人口増加、様々な原因があるのだと思います。

最近の一番近いところでは千葉県の被害であります。千葉県はまだ自然が多く落花生をはじめ、たくさんの農産物の宝庫であります。

この度の被害により、仕事もままならないような方々が多くいらっしゃることと思います。

自分に置き換えて考えてみると、いたたまれない気持ちが湧いてきます。

私のような小さな人間はとても日本、世界を動かす事など出来ませんが、天災の少ない過ごしやすい世界を心から願うばかりです。

最中が美味しい季節となりました

朝夕はとても涼しく、昼間も随分過ごしやすい日が続いています。

夏の入道雲が去って行き、青々とした秋空がとても美しく目に映ります。(本日の稲沢市はあいにくの曇天でありますが)

いよいよ秋に足を踏み入れた感じがしてまいりました。



なおい最中

全国的に名の知れ渡る国府宮神社はだか祭り(正式には追神事と言います。国府宮神社も正式には尾張大国霊神社と言います。)に因んだ松屋長春の代表菓であります。

この最中は国府宮神社のご神宝である大鳴鈴を型取った最中となっています。

秋になり、最中がより美味しい季節となりました。

たっぷりの大粒の丹波大納言小豆と香ばしい最中種の取り合わせが非常にマッチしていると思います。



綺麗に包装し、お店に並びました。

羽二重餅と栗の相性

羽二重餅の生地に栗を抱き込ませて仕上げました。



松屋長春の秋の定番商品の一つであります。

丹波大納言小豆の粒あんとの相性がとても良いと思います。

栗の季節真っ盛りです。

今年は豊作の当たり年のようで、栗の出来栄えも素晴らしいです。

また丹波大納言小豆をはじめ、備中白小豆や北海小豆なども順調に育っているようです。

このまま天災に見舞われることなく、収穫まで無事にいてくれたらと願って止みません。