松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



心痛めています

おはようございます。

栗真っ盛りの頃となりました。



今年の栗は例年よりも出来がいいようで、天災に見舞われることなく無事収穫の時期を迎えられたからと、少し安堵しているところです。

丹波大納言小豆や備中白小豆や北海小豆なども今のところ順調なようで、この先の収穫まで何とか天災に見舞われることなく無事に終了して欲しいものです。

今年はたまたま私の仕事に影響する作物は何も問題ございませんでしたが、ここ何年かはずっと不作が続いておりました。当然不作になりますと、原材料が高騰するのですが、それをお客様へ転化するわけにはいきません。何年も和菓子の値上げを抑える事に心血を注いでまいりました。

いい時も悪い時も長く生きていたら必ずあります。

しかし、ここ最近は天災の大きさが尋常ではないほどであり、日本各地で甚大なる被害を与えています。いい年の方が少ないほどであります。

地球温暖化をはじめ、大気汚染、人口増加、様々な原因があるのだと思います。

最近の一番近いところでは千葉県の被害であります。千葉県はまだ自然が多く落花生をはじめ、たくさんの農産物の宝庫であります。

この度の被害により、仕事もままならないような方々が多くいらっしゃることと思います。

自分に置き換えて考えてみると、いたたまれない気持ちが湧いてきます。

私のような小さな人間はとても日本、世界を動かす事など出来ませんが、天災の少ない過ごしやすい世界を心から願うばかりです。