松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



七転八起

「七転び八起き」という言葉があります。

「七度転んでも力強く八度起き上がればよい」

そう三線奏者の登川誠仁が三線の落ち着いた音色にのせて歌っています。



私はほんの数年前までストレスから体調もずっと優れず、めまいから一年半くらい立ち上がる事もできず、ついには左耳も聴こえなくなってしまいました。

これこそ人生のどん底でした。これ以上のどん底は私の人生ではなかった事です。

さすがにもう転びたくないな。それが私の本心です。

転んで膝を擦り剥くのも正直なところもう嫌であります。

登川誠仁さんはなんといいますか、自由気ままで非常に明るい性格の人です。(もうお亡くなりになっておられますが)

人生を楽観的に捉えていらっしゃるような感じがします。(登川さんは登川さんでご苦労もたくさんあったのでしょうが)

また全てが自然体で、どなたに対しても同じ構えであります。

これがすごいなぁと感心するところなのです。

それはまさしく私の目指すところなのです。

登川さんは違う曲でこうも歌っています。

「人の善し悪しは後でわかる」

とても深い言葉です。

私にもまだ人生少し残っています。

後で「善し」と人に言ってもらえるような人間でありたい。また、自分に対しても「良し!」そう褒めてあげられる事ができるような生き方を選んで進みたい。そう思っています。

登川誠仁さんのおかげで考え方が少し変わりました。

ゆったり構えて自然体。

人生半分を軽くこえました。

明るく楽しくいきたいものです。