松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



くりかおるもち

栗、香る餅と書いて「栗香餅」と呼びます。



松屋長春の毎年の定番和菓子です。

例年ならば楕円形に成型するところですが、今年は円形にしました。

つくっている本人はこれだけでも少し気持ち新たになるというものです。

羽二重餅の生地に栗をたくさん折り込み、中には丹波大納言小豆の粒あんを配しました。

栗のゴツゴツしながらもホクホクとした食感と羽二重餅のフカフカの食感、そして丹波大納言小豆の艶やかでふくよかな風味が上手にバランス良く仕上がっていると思います。

この「栗香餅」をご希望のお客様が多いため、この先息長くお店に並べるつもりです。

栗を使った和菓子、これからどんどん出てまいります。

このようになってきますと、いよいよ心は秋の装いとなってくるようです。