松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



アンタッチャブル

映画、アンタッチャブルがどうしてもまた観たくなり、棚から引っ張り出してきて観ました。



映画史に残る不朽の名作です。

アメリカ禁酒法時代に名を馳せたギャング、アルカポネと財務省酒類取締捜査官であるエリオットネスとの壮絶な闘いを題材にしたストーリーです。

出演者たちの鬼気迫る迫真の演技に呼吸をする暇も与えてくれません。

私が中学生か高校生くらいの時に製作された映画ですが、今でも全く色あせることのない素晴らしい映画です。

あらためてこの映画にスポットライトを当ててみますと、製作費の膨大さや作り手たちの情熱が浮き彫りになってきます。

監督はブライアンデパルマ。ミッションインポッシブルの監督としても有名です。

出演者がこれまた豪華です。アルカポネ役にロバートデニーロ、エリオットネス役にケビンコスナー、アンディガルシアや先日お亡くなりになったショーンコネリーが脇を固めます。

衣装担当はジョルジオアルマーニ。出演者たちのスーツの着こなしがとても素敵で、お手本にしなければならないファッションのヒントがこの映画にはたくさん散りばめられています。

緊迫した映画をグッと引き締めてくれる映画音楽を担当するのはエンリオモリコーネ。ニューシネマパラダイスやワンスアポンインアメリカをはじめ、数々の有名映画に楽曲を提供してきた天才であります。

全てがA級の映画は、これまでたくさんの映画を観てきた私でもそんなに巡り合えません。

この映画はストーリー、配役、衣装、音楽、全てにおいて特Aの映画です。

この映画を最初観た時に一番私が驚いたのは、アルカポネ役を担ったロバートデニーロの話を聞いた時です。

ロバートデニーロはこの役をもらった時から、アルカポネを演じるために体重を30キロほど増量し、カツラを被るのを嫌ったために前髪の大部分をピンセットで全て抜き取ったそうです。

彼のカメレオンアクターと呼ばれる所以がこんなところにあらわれていて、学生だった私はたいそうびっくりしたのを今でも鮮明に覚えています。

この映画一番の観どころは、なんと言ってもシカゴ駅ユニオンステーションの階段での銃撃戦。

スローモーションをもって全てが完結する様は圧倒的で一度観たら二度と忘れないほどの強烈なインパクトがあります。

長々と私の映画愛を語ってしまいましたが、この映画に対する強い思いがあるがこそであります。

ぜひ、映画アンタッチャブルを観ていただたく、本日はこの映画について書きました。

ハート

近頃、写真を撮る時にピースではなくて、こんなポーズでの写真が多いことに、いつの日か気付きました。



「あれ、なんだろ?」

そう思ったのは束の間。娘たちがすぐに教えてくれました。

「あれは指でハートの形を表現してるんだよ。」

なるほど。親指と人差し指の先でハートの形を表現しているんだな。

誰が考えて広まったのかはわかりませんが、今の若い人たちは素晴らしいアイデアに溢れているものだと感心しました。

ピースなんておじさん、おばさんしかもうしない時代なのかもしれません。しかし、私がこのハートのマークを指でつくって写真を撮ったならば、それはそれで気持ちの悪いものになることは間違いなさそうです。

写真って難しい。

余分な話をしてしまいました。



ハートのマークで「いちょう」を表現しました。

そろそろ黄葉の季節ですものね。

真剣に取り組むこと

毎日まいにち生きていて一番幸せに感じることってなんだろう?

私はまず、食事と睡眠ではないかと考えています。

植物にとって太陽の光と空気と水が必要なように、人間は食事と睡眠が無くなってしまったら生きていけません。

食事と睡眠をまず一番に大切にしなければならないことがわかります。

幸い、私は睡眠で困った事が一度もありません。布団に入り目を閉じるとドラえもんののび太くんと同じくらい、あっという間に深い眠りに就く事ができます。

たまに悩みなども抱えるのですが、私は睡眠には全く悩みなどが影響しないようです。これは仕事をする上で、普通に生活する上で本当にありがたい事です。

では、食事についてはどうでしょう。

私の中では家族揃って食べる食事が毎日の一番の楽しみであります。もちろん友人と外食する時も月に何度かはあります。どちらも極上の楽しみであり、幸福を感じる瞬間でもあります。

食事の際、同席した相手と楽しい食事の時間を過ごす事。そして美味しい食事をともに分かち合う事が極上の幸せに繋がるのだと信じてやみません。

そんな考えから、家族に喜んでもらうために私はいつの日からだったのかは覚えてはいませんが、食事の準備担当に立候補した次第です。

自分がつくった料理を家族が喜んで食べてくれる幸せを知ったからであります。

昨日の夜、筑前煮をつくりました。



近頃、この筑前煮が家族の中でとても評判がよいのです。



里芋、人参、蓮根、蒟蒻、焼き豆腐、鶏肉。

筑前煮の材料がこのメンツでいいのか、味付けがどうなのかはネットや本で全く調べないのでわかりません。

自分の思うまま、フィーリングでいつものようにつくりました。



料理も仕事も同じように、「真剣に取り組むこと」は同じです。

そして「受け手」に喜んでもらえるように、幸せを感じてもらえるように、自分の持てる力の限り尽くす事もおんなじです。

「いやぁ〜美味しい!」

その、労いの言葉をもらうために私は毎日仕事に食事に一生懸命取り組んでいるのです。

楽しい食卓、そして深い眠り。

やっぱりこれが一番最高です。

今日もごはんつくってビール飲んで、早く寝よっと。