松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
花いかだ
重力にまかせ、風にさらされて舞い落ちた桜の花びらが川面に浮かび、連なって流れゆく姿を「花筏」と例えます。
流れる花をいかだに例えるなんて、なんてステキなんでしょう!
昔の人々は心から自然を慈しみ、大切にしていた事が、こんなところからも垣間見られます。
私も含め、現代に生きる人々はどこか心の余裕がないのか、時間に追われ追われる毎日を送っています。
実際には時間は自分自身でつくるものであり、少しだけ工夫さえすればゆとりのある、ゆったりとした時間がちょっとだけでも持てるはずなんでしょうが。。
私なぞは、季節が発するサインを敏感に感じ取り、受け取ったサインを自分が持つ感性のまま和菓子に落とし込まなければならないのに。。。
もう少し余裕ある暮らしを心掛けていかなければと反省しているところです。
前置きが長くなってしまいました。
私が表現した「花いかだ」です。
半透明でファジーな外郎製の生地をのばし、淡い水色に染めた備中白小豆こしあんをくるみました。
桜の栄枯盛衰。
儚い桜の終わりを告げる和菓子であります。
自然が織り成す絶妙な配置
山に自生する桜の美しさは公園や城、川のほとりなどに人の手で植えられた桜の美しさとはまた違った趣を醸し出しています。
人の手によって植えられた桜は群生の華やかな美しさがあります。
一方、自然の大きな営みの中で自生した桜は、決して人為的ではない、神のみぞ知る絶妙な配置の美しさがあります。
緑の中に少しだけ浮かぶ控えめなうすべに色は、秋の燃えるような山の姿とはまた違って、見る私を優しい気持ちへと誘ってくれます。
道明寺製の生菓子がお店に並びました。
桜を抱く山の姿を表現しています。
ああ、山へも行きたい。この文を書きながら、山が非常に恋しくなりました。
今年は久しぶりに一人で山に登ってみようかな。
はじめました〜
冷やし中華~はじめました~♪
いえ、違いました。
フェイスシールド~はじめました~♬
顔に火傷を負った写真とともに昨日の夜、ブログを更新したのですが、みなさまに多くのご心配をおかけしました。
自分が一番嫌う、こんな負のアップをするんじゃなかったと反省していたのですが、いい事もたくさんありました。(自分としては半分面白いとアップしたつもりでいたのですが。)
様々なご助言を頂戴し、早速フェイスシールドを買ってきました。
これでどんなマグマが飛んできても安心です。
みなさま、本当にありがとうございました。
300円もしない代物ですが、大火傷を予防できる優れ物です。
メガネも大丈夫!
毎日使わせていただきます。