栗が香るお餅と書いて「栗香餅」と言います。

松屋長春の秋の定番商品です。

羽二重餅の生地にゴロゴロと栗を入れて、丹波大納言小豆の粒あんを包んで仕上げてあります。

名前の通り、栗がかおる季節になってまいりました。

これから栗の和菓子をどんどんドロップしていきます。

栗好きのお客様は特にですが、お楽しみになさってくださいませ。

ザアザアと雨の降り続く一日でした。

縁側に座って外をずーっと眺めている小学生の頃の自分を今日はなぜか第三者的な視点で思い出しました。

昔の松屋長春の奥の自宅は今よりももう少し大きな庭があり、枯山水の今とは違って池にも錦鯉が泳ぐきもちの良い場所でありました。

祖父の一番のお気に入りの庭であったと思います。

いま家をもっと住みやすいように建て替え、庭も半分くらいになってしまいました。

スペースを確保しなければならず苦肉の策で今のようにしたのですが、失ってしまったものの大きさをあらためて感じている今日この頃です。

昔ながらの日本家屋が少なくなり、縁側というものが消えゆく現代であります。

ザアザア、ピチョピチョとうっとおしい雨の日でも、雨をとても身近に愛おしく思わせてくれたのは、やはり縁側の存在があったからだと私は今そう考えています。

昔の縁側のようにはいかないまでも、小さい頃に腰掛けていたあの縁側の場所に今日少しの間だけ座って、あの頃の気分に戻れた感覚がありました。

「雨もいいもんだな。」

何十年ぶりなのかわかりませんが、じっくり雨と向き合えた気がします。

栗がたっぷり入った「栗ようかん」が「ゆずようかん」に続いてお店に並びました。

どこを切っても栗が出てくるほど（本当にそのつもりでものすごくたくさん栗を入れて仕上げていますが、もしかしたら切っても栗が出てこないことがあるかもしれませんので「ほど」と付け加えました。でも、たぶん大丈夫だと思います。ちょっと自信ありです。）たっぷりの栗を入れてつくりました。

どこを切っても金太郎が出てくる金太郎飴のようなようかんです。

こちらも滅菌仕上げで賞味期限は一か月の設定です。（実際はそれ以上経過しても美味しくお召し上がりいただけます。）

長持ちしますが、香料や保存料などは当然ながら全く使用しておりませんのでご安心ください。

発送可能商品となります。地方発送ご希望のお客様は誠にお手数をおかけし申し訳ございませんが、直接松屋までお電話にてお申し付けくださいませ。