松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



壺中天の仏蘭西菓子

先日、仲良くしている友人、名古屋のフレンチ「壺中天」のオーナーシェフが松屋長春に来てくれました。




お互いの趣味である釣りのこと、料理のこと、和菓子のこと、ちょうど今が旬の栗のことなど、たくさん話しました。




友達ってのはいいものです。しばらく会ってなくても、パッと会っただけで話に花が咲きます。それもキリがないほどに。




一緒に釣りに行く時などは道中喋りっぱなしのせいなのか、翌日は必ず喉がものすごく痛くなります。




久しぶりに会い、とても嬉しかったです。




「壺中天」特製の2種をいただき食べさせてもらったのですが、とても美味しかったのでここでご紹介させてください。








一つはフルーツケーキ、もう一つは和菓子で言うところの干菓子といいますか、半生菓子にあたるものでありました。




聞いてみたところ、どちらも「壺中天」で通年販売しているそうです。




気になられた方は是非お問い合わせ下さい。




彼に「仏蘭西菓子のことは、全くわからないから説明文を送って!」とお願いしたら、丁寧にメッセージが送られてきましたので、彼が書いた先程の2種の説明文をそのまま転載させていただきます。




“フルーツケーキ”








大粒のサルタナレーズン、ドライ無花果、アプリコットをフレンチラムに漬け込み、たっぷりラム酒の染み込んだ”大人のフルーツケーキ”です。コーヒー、紅茶は勿論、お酒との相性もまた良しです。




“クッサン・ド・リヨン”








フランス語で「リヨンのクッション」という意味です。アーモンド生地(Pâte d’amande パート・ダマンド)の中にキュラソーで香りをつけたチョコレート生地を挟んでいるお菓子です。強い甘みとお酒の強さが引き立っている濃厚なこのお菓子は、コーヒーとの相性が抜群に合います。




かっちゃん、ごちそうさまでした。




今度はお店にお邪魔した際に、他の菓子も食べてみたいな。

おだやかなじかん

今晩は息子と二人で夕飯をつくりました。




豚カツと豚汁。












おだやかなじかん。

娘夫婦の和菓子

大きな台風が過ぎ去りました。




幸い稲沢市は大きな被害なく終わったようです。




甚大な被害に遭われた土地の事もニュースで多く見ました。一刻も早い復旧と、被害に遭われた方々の心の平穏がいち早く戻りますことを心よりお祈りいたします。




こんな時に罰当たりな発言かもしれませんが、台風におけるメリットは空気が綺麗になることと、夏を台風が連れ去ってくれるので一気に秋めいた雰囲気になることです。




昨日はお休みをいただきました。




車で山道を走ったのですが、とても涼しくて気持ちよかったです。




道路沿いのススキが風に身をまかせ、心地よさそうに揺れるのを見ると「心待ちにしていた秋が来たのだ。」そう感じずにはいられません。




前置きが長くなりました。




本日ご紹介の和菓子は、娘夫婦がつくった「もみじ狩り」です。








こなし製。




型抜きではなく、一つ一つ成型して木ベラで線を入れたものです。




一個ずつ少し色のぼかしも違えば、形も微妙に違いがあります。




それが手づくりのあたたかさであります。




つくり手の心がしっかり込められるいいところでもあると思います。




私はこの和菓子は手がけておりません。




是非手にとっていただきたい「もみじ狩り」のご紹介でした。