松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



アングル

母の日に合わせ、「ありがとう」がやっとお店に並びました。








和菓子の花束です。




少しつくりかけるのが遅くなり申し訳ございません。




写真がうまく撮れない和菓子というのが私の中で何種類かあるのですが、この「ありがとう」もその一つであります。




先日ご紹介しました「唐衣」もなかなかいいアングルが決まりません。




どうやったら全体像を皆様をお見せできるのか思案するのですが、うまくいきません。




結局真上から撮りました。




これでご勘弁ください。

くず

わらび餅が終売となり、代わって葛製の菓子がこれからショーケースを彩る季節となります。




そのハシリとなる和菓子が「葛あやめ」。








葛を半透明になるまで熱を入れ、包あんしてから完全に透明になるまで蒸し上げます。




紫色に黄色を刺した備中白小豆のこしあん。中心には北海小豆こしあんを据え置き、2種類の味を楽しんでいただけるように工夫しました。




冷蔵庫を少しだけひんやりさせてからお召し上がりください。

森の妖精

何度か顔を合わせている「森の妖精」に久しぶりに会いました。








いつも会うのは必ずこの同じカモシカ。




ご無沙汰しておりました。




そう声をかけて近くに寄っていっても全く逃げる素振りもありません。




しじまの中、彼との時間を楽しむ事ができました。




私は渓流釣りをするのでよくわかるのですが、カモシカや猪や鹿は近くにいてもあまり匂いがしません。




しかし、熊だけは少し離れていても強い匂いが漂ってきます。




二度熊に出くわした事があるのですが、あの張り詰めた緊張感はこの先もう二度と味わいたくはありません。




余談ではありますが、鹿はシカ科の動物。カモシカはウシ科の動物であり、ヤギに似た動物であります。




「鴨鹿」なのにね。笑




鴨でもなければ鹿でもないのです。




自然の中で出会う動物はやはりカモシカが一番優しくおっとりしているような気がします。




それはハンターに狙われる事がない動物だからかもしれません。