松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
深い記憶
なかなか文章を書く時間が無く、本日も遅くなってしまいました。
申し訳ございません。
毎年ちまきをつくる頃になりますと、ちまきを縛る紐の部分を湯通しするのですが。。。


この紐、実は「い草」なんです。「い草」は畳の材料に使われる植物。
仕事場いっぱいにあの畳の香りがふわ~っと充満します。
ああ、いい香り。
日本人で本当によかったとあらためて感じるのです。
ちまきの「い草」のにおいも「笹葉」のにおいも柏餅の「柏葉」のにおいも。

日本人のDNAに深く根付いている、日本人誰もが生まれた時から記憶に深く刻まれている癒しと呼べるような香りなのです。
ちまきは明日までの販売。柏餅は柏葉のご用意が無くなるまでの販売であります。
どんぶりの王様
少し前から何故か「カツ丼が食べたい!カツ丼が食べたい!」と念仏を唱えながら身体がものすごくカツ丼を欲していました。
カツ丼が美味しいのは昔からあるような出汁が美味しいうどん屋さんや蕎麦屋さんだと勝手に想像するのですが、なかなか相当するようなお店が思いつかない事もあって、仕方ないので自分でつくることにしました。

出汁をとって甘めでちょっぴり濃いめの味付けにしてから玉ねぎを投入。


カリカリに揚げた豚カツにこの出汁をくぐらせ、グツグツさせてから溶き卵をザザ~っとひと回し。

半熟になったところで炊きたてご飯にのっけて完成です。
満足まんぞく。
やっぱりカツ丼はどんぶりの王様です。






