松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



タマリンド

弟からもらったタマリンドの砂糖漬け。




東南アジアではよく知られた食材ですが、なかなか日本人に馴染みがないものです。




東南アジアなどでは、このタマリンドをソースに使ったりして食べる事が多いように思います。




食べると強めの酸味があるんですよね〜




さて、実食。




イメージとしては梅干しを砂糖に漬けたような。それが近い感覚かもしれません。




とても美味しいです。




梅干しとは当然効能は違うと思いますが、暑い夏に食すと一番しっくりくるかもしれません。








今日はちょっと珍しい食べ物のおはなしでした。

本日の茶席菓子

本日、国府宮神社にて6月の茶会が催されます。




毎年、特に暑いとされます7月と8月はお休みとなるため、本日が休み前最後の月釜となります。




担当の先生よりご用命を賜りましたのは、「葛焼き」








「ブルーとグリーンを出来るだけ淡く美しくお願いします。」とのご希望でした。




松屋長春の葛菓子は毎度申し上げておりますが、本葛100%混じり気無しの純真であります。




いつものように、この茶席菓子は松屋長春の店頭でも販売いたします。ご購入ご希望のお客様はお早めのご来店をお願い申し上げます。

七夕の節句

「七夕の節句」とは誰も言いませんが、7月7日は七夕の日であります。




「上巳の節句」(おひなまつり)や「端午の節句」(こどもの日)と同じように、時が流れるにつれ誰にでも分かりやすいようになってきたのでしょう。




松屋長春の「星の光」も七夕を控え、そろそろ終盤に差し掛かってまいりました。




爽やかな風味のこの葛菓子を今年もお召し上がりいただけましたらと、再度登場させた次第です。








節句に話は戻るのですが、節句は奇数の単数月しかありません。広く知られていはいない「重陽の節句」(9月9日、菊の節句)などは非常に可哀想だなぁ、なんて思います。




唯一、二桁の奇数の月である11月なんかは節句自体がありません。




せつねぇ〜なんて私は思うんですけど、どうでしょうか。