松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



夏の終わりには

夏が終盤に差し掛かり、秋の足音が聞こえてくる時期となってきました。

と言いましても、全く秋を感じさせるような気温ではなく、今が夏のピークではないかと思うほどの猛暑日が続いております。

そこで、先日まで羽二重巻の中心を担う備中白小豆粒あんの色をグリーンから涼しげなブルーへとシフトチェンジすることにしました。



実際に羽二重巻に仕上げてから写真を撮りますと、なかなかその淡いブルーを捉える事ができませんが。



昔の人の知恵や感性は現代人には持ち合わられないような繊細さがあり、一年を12に分け、それをまた半分にした二十四節気というものを設け、もっと細やかに分類したものを七十二候として季節の移り変わりを敏感に感じとる方法を確立しました。

しかし、現在はせっかく受け継がれてきたこの大切な知恵も大きな気候変動によって当てはまりにくい状況となってきてしまったようです。

こうなってしまった以上、暦を大切にしながらも自分だけの感性や季節を感じとるアンテナを駆使しながら表現しなければならないと考えています。

そんな時代になってしまったのが寂しくもあり、悲しくも感じる事であります。

さいかい

おはようございます。

五日間という長きに渡り、連休を頂戴しました。

お客様にはご迷惑ご不便をおかけしました。

また本日より通常通りの営業を再開いたします。



皆さまとの再会を心より願っております。

では、張り切ってまいりましょう。

サヨナラ

松屋長春の夏の和菓子の別れどころがちょうど今であります。

誠に勝手ながら明日から五日間連休をいただきますが、その連休前と連休後で少し和菓子も模様替えとなるのが常となっています。

そろそろサヨナラしなければならない和菓子たちが出てまいりましたので、ここでご紹介いたします。

「葛焼き」

今年はレシピを変えてのご提供となりました。

すごく仕上がりがいいので、来年もこのままのレシピでつくっていこうと決心したところです。



まだご紹介しておりませんでしたが羽二重餅製の「涼風」

団扇を模したデザインとなっております。

そして焼き菓子の「浜千鳥」

こんなところでしょうか。

では、明日より五日間連休させていただきます。

しっかり身体と心を休めて、休み明けの8月22日に元気な姿で皆さまをお出迎えできるように整えてまいりたいと思います。

では、しばらくの間サヨウナラ。