松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



おめでとう

三女の成人式。








思い出に残る写真を一緒に撮りました。




長女、次女、そして三女と三回も成人式を一緒に迎える事ができましたが、今回は私にとって最後の成人式ということもあって余計に感慨無量であります。




10年近く前に片親となって不安いっぱいの船出ではありましたが、娘たち三人の学生時代の毎日のお弁当づくりや三者面談、入学式や卒業式など。




思い出せばキリがありませんが、苦しく辛かったことなどイチミリも出てこないほど娘たちとのステキな記憶がたくさん蘇ってきます。




私にとっても娘たちにとっても私のお弁当がやはり最も思い出深いものである事でしょう。




冷凍ものを一切使わずに全て自家製で毎日仕上げる事を念頭に置いてやり通しました。




私にとって一生懸命ということはあまり考えない子育てでありました。




「とにかくやるからには楽しんでやろう。そして喜んでもらおう。」をモットーにやってきたつもりです。




3番目の娘が晴れて成人を迎え、やっと今少しホッとしたところです。そしてちょっとだけ、ちょっとだけ、自分を褒めてやりたい。そんな気分です。




娘三人との合言葉は「絆」でした。




どんな辛い時も、どんな大変な時も一人じゃない。




四人で力を合わせてやっていこう!




その約束はしっかり守られてこられたと思います。




私たちに涙は一切無く、笑顔を常に前面に押し出してやってきたつもりです。




負の要素は全て「笑い」で吹っ飛ばしてきました。




「あはははー」が私たちを救ってくれました。




私にとって、人生ゲームで言えばこれが一時的な「アガリ」かもしれません。




娘たちは成人になり、私の車から全員降りて新たな自分の車に乗るようになります。各々がドライバーとなるのです。




しかし、娘たちと結んだあの「絆」はしっかりと私の両手に握ったままにしていたいと思っています。




私が彼女たちへ注いできた深い愛情がこれからもずっと変わらないのと同じように。








「成人おめでとう。ずっと仲良くしてくれてありがとう。これからはあなただけの素晴らしい人生を歩んでいってください。でもね、今までと変わらずパパはいつも近くにいて応援していますよ。どうぞ安心して突き進んでください。」