松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



壺中天

息子が婿として去年九月に我が家へやってきました。




それから一昨日の初休みまでジェットコースターに乗ったかの如く大変な毎日を私たち家族やパートさんたちとともに過ごしてきました。




振り返ってみると、ゆったりと食事を楽しむ時間も数えるほどしかありませんでした。




一昨日の久しぶりのお休みの日に若夫婦を誘って、いつも仲良くしてもらっている友人のお店「壺中天」を予約させていただき食事をしてまいりました。




「ちょっと遅い歓迎会」、「おつかれさん会」、「新年会」、「結婚のお祝い会」




色んな思いの詰まった食事会です。




いつも変わることのない素晴らしい料理の数々、癒しのドルチェ。そして料理にマッチしたお酒のチョイス。




最後に結婚祝いのプレートを贈ってもらい、息子と娘も感激の様子でした。








かっちゃん、最高のおもてなしをありがとう。








ヴィジュアルも味も香りも素晴らしかった料理のお写真も撮りましたが、すでに壺中天をご予約されているお客様やこれからご予約をされます方々のお楽しみが減ってしまっては申し訳ありませんので、グッと堪えて載せないことに決めました。




お許しくださいませ。




非日常のステキな空間での食事。私たち親子にとって、なかなかこのようなご褒美はございません。




一日だけのお休みでしたが、たっぷりと英気を養うことができました。




壺中天さんのおかげで、元気を取り戻して今週も今のところ働くことができています。




本日も笑顔いっぱい、お客様のご来店を心よりお待ちしております。

おめでとう

三女の成人式。








思い出に残る写真を一緒に撮りました。




長女、次女、そして三女と三回も成人式を一緒に迎える事ができましたが、今回は私にとって最後の成人式ということもあって余計に感慨無量であります。




10年近く前に片親となって不安いっぱいの船出ではありましたが、娘たち三人の学生時代の毎日のお弁当づくりや三者面談、入学式や卒業式など。




思い出せばキリがありませんが、苦しく辛かったことなどイチミリも出てこないほど娘たちとのステキな記憶がたくさん蘇ってきます。




私にとっても娘たちにとっても私のお弁当がやはり最も思い出深いものである事でしょう。




冷凍ものを一切使わずに全て自家製で毎日仕上げる事を念頭に置いてやり通しました。




私にとって一生懸命ということはあまり考えない子育てでありました。




「とにかくやるからには楽しんでやろう。そして喜んでもらおう。」をモットーにやってきたつもりです。




3番目の娘が晴れて成人を迎え、やっと今少しホッとしたところです。そしてちょっとだけ、ちょっとだけ、自分を褒めてやりたい。そんな気分です。




娘三人との合言葉は「絆」でした。




どんな辛い時も、どんな大変な時も一人じゃない。




四人で力を合わせてやっていこう!




その約束はしっかり守られてこられたと思います。




私たちに涙は一切無く、笑顔を常に前面に押し出してやってきたつもりです。




負の要素は全て「笑い」で吹っ飛ばしてきました。




「あはははー」が私たちを救ってくれました。




私にとって、人生ゲームで言えばこれが一時的な「アガリ」かもしれません。




娘たちは成人になり、私の車から全員降りて新たな自分の車に乗るようになります。各々がドライバーとなるのです。




しかし、娘たちと結んだあの「絆」はしっかりと私の両手に握ったままにしていたいと思っています。




私が彼女たちへ注いできた深い愛情がこれからもずっと変わらないのと同じように。








「成人おめでとう。ずっと仲良くしてくれてありがとう。これからはあなただけの素晴らしい人生を歩んでいってください。でもね、今までと変わらずパパはいつも近くにいて応援していますよ。どうぞ安心して突き進んでください。」

おつかれさまでした

去年の12月14日の休業日を最後に、ずっと休みなく突っ走ってきました。




一か月近く無かった休みがやっと明日やってきます。




ものすごく疲れが溜まってへこたれてしまいそうでしたが、よく考えてみますと70歳半ば近くまでの年齢に達している両親が私とほとんど同じように働いてきました。へこたれたなんて言っていたらバチが当たります。




若夫婦も同じように働いてきましたが、特に九月から家族に加わった息子が一番大変だったかもしれませんね。なにせ一緒に働き始めてまだ半年も経っていないのですもの。








両親、私、そして次女と三女の性格、それぞれの持つ強いクセに慣れるのにも大変であっただろうに、その上仕事の激務も彼の両肩に乗っかってしまっていたのだから余計に大変であっただろうことは想像に難くありません。




ご苦労さま。




また松屋長春の大切なパートさんたちも弱音を一切こぼす事なく笑顔で乗り切ってくれました。




感謝しなければなりません。




本当におつかれさまでした。いつもありがとう。




わが店のメンバー全員のいいところは、いい意味でユルいところ。そしてユーモアをいつも忘れないことであります。




辛く苦しい時は雰囲気も悪くなってしまいがちであります。




しかし、そんな時こそ笑い合えるところが私たちの大きなアドバンテージなのかもしれません。一番誇れるところだとも思っています。




私もそんなみんなに助けられてなんとかやってこられました。




明日一日だけお休みを頂戴いたしますが、また明後日から皆さまを笑顔でお出迎えしたいと思います。




ああ、やっとゆっくりお風呂に入れる。ああ、やっとゆっくり布団に入れる。。。




今の私にとって、それがいま最も嬉しい事です。