松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
初夏の風景
ちょうど今、アマゴの降海型であるサツキマスが海から産卵のために遡上をしている頃であります。
これから晩秋まで遡上を続け、最上流部の流れの穏やかな場所で産卵床を設けることとなります。
木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川は全国的にも有名なサツキマスのメッカ。特に釣り人からは垂涎の的として知られています。
この時期に川に腰まで浸かってサツキマスを狙っておりますと、足にバシバシと遡上する稚鮎が当たります。
そう。
時を同じくしてアユも海から遡上を始めている頃なのです。
アユが川を遡って、サツキマスの活性も高まってくる。そうなってくるとウズウズしてくるのが釣り人と川鵜。
カワウなどはここぞとばかりに鮎やサツキマスを追って早朝から晩までせっせと川に降り立っては潜ることを幾度となく繰り返すようになります。
いつものように前置きが非常に長くなりましたが、これが私の愛おしい初夏の風景なのです。
羽二重餅製の「清流」がお店に並びました。

稚鮎が二尾、気持ち良さそうに泳いでいます。
発送可能商品です
一年で何度か和菓子の趣が大きく変わる時期というものがあります。
ゴールデンウィークが過ぎ、ちょうど今がその時期に当たるのです。
昨日は「くず桜」をご紹介いたしました。
本日は松屋長春の和菓子で唯一の焼菓子と言ってもいい「若あゆ」をご案内いたします。

ふんわりと焼き上げた卵生地で大ぶりに切り分けた松屋長春の羽二重餅を抱かせ込んであります。
非常に息の長い和菓子です。お盆あたりまで販売しますので、それまでお付き合いくださいませ。
こちらの「若あゆ」は店頭でも販売いたしますが、地方発送もお承りする事ができます。
配送ご希望のお客様は直接お電話にてお申し付けくださいませ。







