松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



感性

昨日の羽二重餅からの「雪だるま」続きです。




真っ赤な帽子をかぶった「スノーマン」。








帝国ホテルを設計したフランクロイドライトがデザインしたお皿の上に、気の向くままランダムに並べて撮ってみました。




真っ赤なと簡単に書きましたが、この赤色の帽子は完全なるクリスマス仕様に着色しなければなりません。




赤色を刺すだけではこのようなクリスマス仕様の色合いにはならないのです。




他の色を刺し加える配合の妙も大切なのですが、色の濃淡も非常に大切な要素となってきます。








和菓子の成形や着色というのは職人それぞれの感性がモロに出るものです。




そのようなところにやり甲斐を感じますし、和菓子を手に取られたお客様の感性と職人の感性がマッチした時が最も幸せな瞬間なのであります。