松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



裸の大将放浪記

「野に咲く~ 花のように~ 風に吹かれて~♬野に咲く~ 花のように~ 。。。。」




この先のメロディは浮かびますが歌詞は全く浮かんできません。。。




ご存知の方も多いと思いますが、山下清画伯を題材にした「裸の大将放浪記」の主題歌であります。




私がいつも仕事場で声高らかに歌っていて、歌詞を忘れたところで詰まってしまうと、娘がその先を元気よく最終小節まで誤字脱字なくパーフェクトに歌ってくれます。(それも大きな声で。。。それほどキッチリ歌わなくともいいのにさ。)




平和を連想させてくれるようないい歌です。




本日は菜の花畑を連想させる「村雨」という生地の蒸し菓子のご紹介です。








この和菓子と裸の大将放浪記とは関係なさそうですが、あるんです。あると思います。




あの歌とこの和菓子のイメージがとても私にはマッチしているように思えるんです。




優しい春の陽気の中、菜の花畑を鼻歌交じりに歩く。




想像しても気持ち良く、平和がとても感じられます。




あんをそぼろ状にして蒸し上げた生地に丹波大納言小豆のつぶんの取り合わせ。




ピースフルでクラシカルな和菓子です。

ツンとしてgood

栃木県生まれの息子。




息子の幼馴染が、息子が婿として入った我が家へ干しかんぴょうを送ってくれました。








かんぴょうはお寿司屋さんで美味しく食べるもので、自分でつくるものではないと思っていたので、いただいた時には正直面食らいました。




「どうしよう。。。」




私と同じ境遇になったら、私と同じように面食らってしまう方々も多いのではないでしょうか?




息子の地元の代表的な特産品が干瓢(かんぴょう)だそうで、息子の実家の和菓子屋「松屋菓子店」の和菓子も干瓢を使った和菓子を代表菓としてつくっておられます。




栃木県にお住まいの方々にとっては、とても身近にある食べ物なのでしょうね。




この度私は干瓢について一生懸命勉強しました。




干し干瓢を水で洗い、しっかり塩揉みしてから再び洗い茹で上げます。次に味付け。お酒、醤油、味醂、お砂糖でゆっくり煮出す。








そんなところでしょうか。




完成しました。




お寿司屋さんの干瓢よりか随分薄い色合いで仕上がりましたが、味はしっかりついていますので大丈夫。








それから赤酢の酢飯をつくり、焼き海苔でクルッと巻いて出来上がり!








かんぴょう巻きは山葵多めが私は好きです。




強いて言えば「ツンとしてgood」です。




田原俊彦の往年の名曲のような感じになってしまいましたが、とても美味しかったです。




未知の料理に挑戦するのって、なんだかワクワクしますし元気も出るものです。




ステキなプレゼントでした。




息子のお友達、ありがとうございました。またそちらの梨のこと、松屋長春のブログでご紹介させてくださいね。




モヒカン

「菜種時雨」








特級の備中白小豆のこしあんとたっぷりの卵を使って仕上げた時雨という生地の蒸し菓子です。




強火で炒った黒胡麻の香りがこの和菓子の味のアクセントとなっています。




皆さまにきちんとお伝えしたいのは、割れているのは失敗作ではないということ。




綿の布巾で絞って蒸し上げるのですが、どのように割れて出来上がるのかはつくり手である私も皆目見当がつかないのです。




時雨という和菓子の生地の一番の特徴がこの割れであるのですが、それぞれ外観が違うことによって手づくりの良さがお客様に、より伝わるのではないかと考えています。




雄鶏のトサカのようなものもあるでしょうし、槍ヶ岳のように見えるものもありましょう。また、パンキッシュなモヒカンヘアの時雨もちらほら。




一つ一つ手にとって楽しんでいただけましたら幸いです。