松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



まーるかいてちょん

マスターピース(最高傑作)とも称される「紅白梅図屏風」を描いた尾形光琳。




彼が描いたものの一つに、「光琳菊」と呼ばれる菊の意匠があります。




極々悪く言ってしまえば、「まーるかいてちょん」となるかもしれないほど超シンプルなデザイン。




それでいて菊の姿を実に簡潔に、そして印象的に表現しています。




この「光琳菊」を薯蕷製の和菓子に落とし込みました。








丹波大納言小豆のこしあんを薯蕷の生地で包み上げ、「光琳菊」の意匠を平鍋で焼き付け、天使の輪のような形に表現しております。




そして「ちょん」の部分には、丹波大納言小豆の蜜漬けを。




一見すると素朴でありながら、どこか凛とした佇まい。




我ながらお気に入りの和菓子となっております。