松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



さくらの小径

春らしい色合いで、蒸し羊羹製の生菓子をつくりました。








「春の路」と銘打ち、ラインナップの一員として加えております。




桜満開の頃合いとなった今に、ぴったりの和菓子ではないかと思います。




うららかな昼下がり、満開の桜の小路をそぞろ歩く。




秋の紅葉の時期とはまた違い、どこまでも明るい高揚感があり、




そこには趣き深い春の風情が漂っています。




今年は夜桜だけでなく、休日の昼下がりにも出かけよう。




きっと歩きたくなる春の路が、どこかで私を待っていてくれる気がするから。

苦労が滲む

千利休の命日を偲ぶ日。その日を特別に「利休忌」と呼びます。




普段からお付き合いのある表千家の先生よりご注文賜りましたのは、霞空に浮かぶ月をイメージした薯蕷製の蒸し菓子。




やわらかな霞のなかに月がにじむ、朧月夜をしっかりと連想できる和菓子に仕上がりました。












この和菓子はつくるのがものすごく大変なんです。蒸し上がってからすぐに表面の皮を全部むいてしまうのですが、これが難儀なことで。




ご注文分を全部仕上げるのに随分手間取ってしまいました。




少しだけですが、松屋長春の店頭でも販売をいたします。




苦労が滲むこの和菓子を是非どうぞ。

西へ東へ

昨日はお休みでしたが、やらなければならない用事が山積しておりましたので、車に乗って西へ東へ駆け巡っておりました。




桜の花がちらほらと咲き始めましたね。




同じ濃尾平野の桜でも満開の桜もあれば、蕾のままの桜もありました。




同時には咲かない。面白いものですね。




十人十色とよく言いますが、桜もまた十色という事なのでしょう。




一年に一度だけの桜の祭典でありますので、そのような桜の営みをあらためて思い出した次第です。




松屋長春の「桜餅」の桜葉が一旦底を尽きました。




再度発注をかけて仕入れ、こうしてつくり続けております。




今朝のこと。朝陽を浴びた桜餅が美しく輝き写真に納まりました。