松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



かごめ

おはようございます。




日曜日、月曜日と京都へ赴き、「末富会」に出席してまいりました。




修行仲間たちとも久しぶりに会え、たくさん笑い合った幸せの時間でもありました。




またあらためて写真の掲載とともに、このブログでおはなしできたらと思っております。




私の心はしっかり充電できました。




また本日より張り切って仕事に邁進してまいります。




前置きが長くなりました。




薯蕷製の蒸し菓子です。








生地に大粒の丹波大納言小豆を一つ忍ばせ、あっさりした北海小豆こしあんを抱かせてあります。




蒸すことによってふんわりふっくらとした食感へと昇華する薯蕷。




昔より人々から愛され続けている、レトロでクラシックな和菓子です。

ナデシコ

外郎製の「河原撫子」がお店に並びました。








備中白小豆こしあんを抱き込ませ、口溶け良くあっさりと仕上げております。




冷蔵庫でしっかりと冷やすと、一層この和菓子の良さがみなさまに伝わると思います。




「河原撫子」の「ナデシコ」ですが、いつの頃からか日本の女性に例えるようになっています。




「大和撫子」や「なでしこジャパン」などは私たちもよく聞く言葉です。




昔の人は日本の女性が持つ清楚な美しさ、おしとやかさを「ナデシコ」に重ね合わせたのでしょう。

音楽とファッションと物語と

「私的ウディアレン考察」




愛をいっぱい込めて書きました。




お時間ございましたらお読みくださいませ。




映画鑑賞中、ずっとチャップが邪魔してきました。




その動画はInstagramのみ、ご覧いただけます。




映画「レイニーデイ、インニューヨーク」を観ました。








大好きなウディアレン監督の作品です。




大学生の若者の移り気な恋模様をウディアレン監督がスパイス充分、ピリリと効かせて描いたステキなストーリーでした。




私がウディアレン作品を愛して止まない理由にはいくつかの要素があります。




先ずは全体をまとめる音楽。




ジャズがいつもその役割を担っているのですが、今作も時には軽快に、時にはしっとりとその場面その場面に寄り添っています。それが不思議に全く邪魔に感じず、優しく歩調を合わせてくれるのです。




次になんと言ってもファッションであります。




主人公のティモシーシャラメのこれがフォーマルとカジュアルの境目コーディネートだ!と言わんばかりの服装にヤラれました。








おそらくラルフローレンのものであろう、ジャケットにシャンブレーシャツ、そしてシャツの中はジャケットとシンクロさせたような色合いのTシャツ。パンツにも同系のカラーを合わせています。シューズはコンバースのジャックパーセル。靴以外のフォーマルチックな装いに反してカジュアルな雰囲気でまとめ上げています。




タイドアップの服装も少し崩した着こなしでとてもオシャレでした。




また、ヒロイン役のエルファニングのキュートな取り合わせにもとても惹かれた次第です。




最後のセントラルパークの別れ際の場面でのエルファニングが着ていたネイティヴアメリカン柄のような素敵な上着とエレガントなハットと取り合わせには、息を呑むほどの美しさがありました。




ウディアレン最後の魅力はやはり、その物語のリズミカルさがあると思います。




いい加減ドタバタがあった挙句、最後にはしっかりまとまる。観客の心をいつまでも掴んで離しません。




私はウディアレン映画の代表作「アニーホール」を若き日に観てラルフローレンの服をこよなく愛すようになりましたが、今回観た映画によって、またファッション魂にまた火がついてしまったような気がしています。




私の中では、どっしりとした不動明王のような存在の映画監督はクリントイーストウッドですが、ウディアレンは興福寺の阿修羅像のような、洗練されたスタイリッシュな監督として私の心に焼き付いています。




ウディアレン監督。実は事情があって、ハリウッド界から葬り去られようとしています。




彼のつくった映画がこの先観られなくなるのは、とても寂しくてたまりません。




そんな意味で言いますとプライベートでも紳士であり続け、真摯に作品と向き合い続けているクリントイーストウッド監督がやはり私の中での頂点なのかもしれません。




年齢上、おそらくそうは長くないクリントイーストウッド監督。




できるだけ長く、素晴らしい作品を私たちに届けて欲しいものです。