松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



シャン

「大徳寺」と銘打ってお店に並べました。








生地は薯蕷製。蕎麦粉を使っているのでシックな色合いで蒸し上がっています。




そして、中は丹波大納言小豆のこしあんに丹波大納言小豆の蜜漬けをしのばせております。




「大徳寺」の名の由来は頂に配した大徳寺納豆からくるもので、京都大徳寺横に店を構える「大徳寺一久」のものを使っております。




京都の修行時代、大徳寺へはよく配達に行ったものです。




一番記憶に残っているのは旦那さんと一緒に配達へ行った時のこと。




行き帰りの車の中、大徳寺に着いてから、ずっと大徳寺について持っておられる知識を全て私に授けてくれました。




旦那さんの後ろについて、菓子を包んだ風呂敷を丁寧に持って大徳寺の楼門をくぐったあの時のシャンとした気持ちが鮮明に蘇ってきたところです。




確かに修行時代は忘れられないほどの苦しさや辛さがありました。




あの頃にもう一度戻りたいなどということは一切考えたりなどはしませんが、あの時のシャンとしたピリピリとした気持ちだけは少し愛おしく思えたりもします。




おじさんとなった今、シャンなどという心持ちとは無縁となってしまいました。それはそれで寂しくも感じております。




ないものねだりなのでしょうか。

とうちゃん

今日はお茶目な父の話をさせてください。




ニヤニヤしながら父が私たち家族にこんな絵を見せてきました。




松屋長春のマスコットキャラクターだそうな。












「松屋のハブちゃんで~す」




と書いてあります。




仕事中でしたが、腹を抱えて家族みんなで思いっきり笑いました。




父、74歳。




人を笑わせるのが生き甲斐の面白い人です。




私が物心ついた時から父はずーっと変わらず楽しい人であり続けてくれました。




父がガンジーのように平和主義であり続け、チャールズチャップリンのようにひょうきん者であり続けてくれたおかげで私たち家族は明るく楽しい人間として生きてこられたと思います。




これからも松屋長春の太陽であり続けてください。みんなを明るく照らし続けてください。




私も父のようになりたいと思って生きてきましたが、どうやっても父のような男にはなれそうもありません。




父はやっぱり偉大であります。




そして私はそんな父が大好きであります。




大好きでたまらないのです。








父ちゃん、74歳のお誕生日おめでとう。(私の父と末弟は同じ11月6日生まれなのです。すごい確率で同じ日に生まれたもんです。)

娘が「秋桜」というこなし製の和菓子をつくっているところです。








後ろから写真を撮りました。




娘が小さい頃の、あのかわいい小さな手が私にはずっと今でも頭にしみ付いておりますが、こうしてまじまじと見てみますと随分と立派になったものだとしみじみ実感して感激しているところです。




娘たち三人とはよく手を繋いで歩いたものです。




今となっては誰も手を繋いで歩いてはくれませんが、私の娘たちに対する愛情は昔とちっとも変わらず深く熱いまんまであります。




ついこの間、こんなカエルの写真を見つけました。








私はこのカエルのように、いつまでも娘たちを近くで見守り続けたいと思っています。




娘がつくった「秋桜」、本日限りの販売です。