松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



こころおだやかに

私が生まれてから現在に至るまで。

その中でとてもショッキングで、いつまでも記憶に残るだろう大きな出来事が4つありました。(誤解があってはいけませんので、書き加えさせていただきますが、他にも多くの出来事はあります。それも私は決して忘れておりません。)

一つ目は阪神淡路大震災。この時ちょうど私は京都の修行時代の真っ只中で、私が暮らしていた修行先でも震度5強あり、揺れた瞬間は私の実家のあたりが京都よりもずっと強く揺れたのではないかととても不安になり、すぐに両親に電話した事を昨日のことのように思い出します。

私が寝ていたベッドは200キロほどあったはずですが、2mくらいは軽く揺れに合わせて動いたように記憶しています。とにかくこわくてたまりませんでした。

二つ目は米国ニューヨークのテロ事件。二機目がビルに突っ込んだところを生放送でテレビを見ていた私は、そのおそろしさで震えが止まりませんでした。それからのテロ組織との闘いは記憶に新しいことと思います。

三つ目は東日本大震災。大きな津波に全てが覆われ、家々が海の彼方へと引きずり込まれてしまうその光景はとても言葉に言い表せないほどの恐怖に満ちたものでした。日本じゅうの人々、いや全世界の人々が深い悲しみに包まれました。

四つ目が現在のコロナウイルスです。現在進行中なので余計にこわさが半端ありません。

不安というものはどんな人の心にも根付いてしまうものでありますし、人類史の中においてもいつの時代にもあったことだと思います。

「こころおだやかに」

人はどこかに救いを求めて、湧き上がってくる不安を除きたいものです。

本日ご紹介いたしますのは、羽二重餅製の生菓子です。



音の無い静かな水紋を表現しました。

鏡面のような水面におだやかに紋模様を描くそんなイメージは心穏やかな観音様をも連想させます。

ざわざわと波立つ心を少しでも落ち着け、穏やかなる気持ちで毎日を送りましょう。

そんな願いを込めてつくりました。

ちいさな春に触れて

少しの時間だけ、車で桜のなごりを見に行きました。



手前が河津桜、奥がソメイヨシノ。



ソメイヨシノは花びらが半分ほど風に吹かれて散り散りになっていました。

河津桜のほうは写真でわかりますでしょうか。

可愛いさくらんぼが実をつけていました。

少しの時間だけだったですが、ちいさな春に触れて。春の少し強い風にも癒されました。

また明日からガンバロウ。

私の今の気持ちにドンピシャの映画です

映画 シェフを観ました。



私は料理をすることと美味しい食事を楽しむことが大好き。昨日ビデオレンタル屋さんへ行った時にこのDVDに一番最初に目がいき、手にとりました。

家族の結び付き、確かな友情、人生をいかに愉快に幸せに生きるかをこの映画からしっかり学びました。

アメリカの映画ですが、軽快なラテン音楽満載。ラテン音楽、特にサルサが大好きな私にはドンピシャの選曲。また、とても軽妙なる包丁さばきや様々な料理の素敵なヴィジュアルにも癒された次第です。

汚い言葉連発ですが、とても心がスカッとする良作です。

誰も一人では生きていけません。人と密接に心を通わせながら生きていかなければ人生を謳歌できないのです。

あらためて人を大切にする事、お客様に自分がつくったものを口にしていただく大きな喜びを教えてもらいました。

何度も観たいと思わせてくれる素晴らしい映画です。