松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



満月にすすき

だいたい半月後の10月1日に今年は十五夜を迎えます。

十五夜のだいたい半月前のちょうど今、月が顔を見せない新月となっているはずです。

太陽に照らされて闇夜に浮かんだ月は趣深くていいものです。街灯の無かった昔は優しい光を放つ満月を幻想的なものとして見つめていたことでしょう。

一方、月の出ない新月は一面を闇夜の世界へいざないました。人々は新月の夜をどう過ごしていたのかと思いを巡らせてみるだけで、色々と想像されて面白いものであります。

前置きが長くなりました。



満月にすすきの図案です。

お客様からの特別注文がございましたので、同じものをお店に並べることにしました。

羽二重餅製の生地に丹波大納言小豆の粒あん。

こちらの商品はイレギュラーでお出しするため、販売は短期間となります。