松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
シンプル イズ
余分なものを一切排除したものは一見すると味気なく思えるものです。
しかし質素な分、受け手の想像力をより一層掻き立て感性を研ぎ澄ませてくれるものであると私は考えています。
与那国島産の黒糖、丹波大納言小豆、そしてお砂糖。
原材料はこの三点のみ。
至ってシンプルな生菓子ですが、私の中には大きな主張が詰まっています。
お客様にしっかり伝われば嬉しく思います。
たねあわせ
おはようございます。
これまで何回かに渡ってお干菓子を順にご紹介してまいりましたが、本日ご紹介のこの「種合わせ」で全て揃うことになります。
備中白小豆のこしあんを挟んで仕上げました。
様々な色合いの種に、お正月の焼印をあしらっています。
お正月過ぎまでは、このスタイルでの販売です。
本日はわが町、稲沢市も大雪に見舞われました。
昨日仕事が終わった22時過ぎはまだ雪は降っていなかったように記憶していますが、夜中からシンシンと降り続いていたのでしょうか。
今朝、ひと仕事終わってから息子と協力して駐車場の雪掻きをしたところです。
駐車していただきやすいようにはしましたが、お客様のご自宅と当店までの往復の道中は細心のご注意をお願いいたします。
つばきもち
椿の葉はとても美しくて好き。
和菓子職人でなかったら、こうしてまじまじと椿の葉を眺めることなどなかったろうに。
蝋引きされたような艶めかしい葉の表面が、より一層この和菓子を高みに引き立ててくれています。
「椿餅」
お正月に合わせて販売スタートです。今年は早めに販売開始することにいたしました。
中は備中白小豆の粒あん。ふわふわトロトロの食感が特徴の松屋長春特製の羽二重餅の生地でくるみました。
パートさんたちや若夫婦と一生懸命採ってきた椿の葉が無くなるころ、終売を迎えることになります。
一月下旬まで残ってたらいいな。そんな風に思います。