松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
今年の栗は素晴らしい
九月、栗きんとんがスタートした時に私は今年の栗についてご案内も含めてブログに書いたことと思います。
その際、栗を取引している業者さんから「今年の栗はすごくいいですよ!それも豊作になりそうです。」と嬉しい知らせをもらったので、ブログにはそのまま書きました。
実際には栗がスタートしてからすぐに「栗が無さすぎて困ってます。全く豊作ではなかったです。」と訂正のご連絡をもらいました。
栗の収穫が少なく、おまけに価格も高止まりのままですが、幸いにも栗自体の出来栄えはこれ以上ないほど素晴らしいものでしたので、収穫が極少ないことはご案内しなくても良さそうだと敢えてブログには書かなかった次第であります。
昨日仕上げた栗です。


やはり素晴らしいの一言。
品切れになるのは年末年始あたりとなりそうです。
今年のこの素晴らしい栗、是非それまでにお召し上がりくださいませ。
秋と鹿
春夏秋冬、いつの季節も鹿はいるのに「秋と鹿」はセットのように取り上げられるものであります。
和菓子の世界の図案では、紅に染まったもみじと秋鹿の組み合わせは代表的なものとして広く知られるものであります。
秋、鹿は恋の季節を迎えます。
そのような事が秋と鹿を結び付けたのかは私はわかりませんが、鹿は秋の季語でありますし、ことわざや和歌や歌集などにも昔からよく登場します。
熊は実りの秋にたくさん木の実など山の幸をたらふく食べます。他の季節よりも活発に動き回るのはもちろん長い冬眠に向けての準備であります。
鹿よりも余程熊の方が秋にぴったりではないかと私は思うのですが、秋に熊とはどうしてもならないようですね。
話が脱線してしまいました。
鹿の焼印を大胆に施して羽二重餅製の生菓子を仕上げました。

シックな色合いで秋らしく。
では、今週もどうぞお付き合いくださいませ。





