松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
イマジン
「水模様」と銘打ってお店に並べました。

水は空気とおなじように形がないので、様々な姿で私たちの心を癒やしてくれます。
空気と違って見えるものだから、目で見る楽しみというものもあります。また、水が織りなす自然の音も見逃せません。どこまでも気持ちのよい水の音はいつも私たちの近くにあります。
この「水模様」は静かな水面の姿を表現した和菓子です。
凛とした空気感に青の清涼感が加わり、それに平和をも連想させてくれます。
平和の話をしますと、どうしてもオリンピックに繋がってしまいます。
オリンピックも残すところあと少し。
マラソンがスタートし、女子バスケの決勝も控えております。
色んなマイナスの意見も散見されたオリンピックでしたが、こうして選手の方々の一生懸命な姿勢をテレビで見るにつれ、無事に閉会を迎えられて本当によかったと私はそう思っています。
また勝った選手、負けた選手ともに相手をたたえあう光景を目にすると、やっぱりスポーツって本当にいいものだなぁとあらためて感じました。
「私たちの下には地獄なんてない。私たちの上にはただ空があるだけ。」
ジョンレノンが望んだ世界がオリンピックで垣間見られたような気がしました。
平和、平穏な世界。
私もいつもそれを望んでいます。
つぶしあん
もみじの焼印を施し、涼しげに仕上げました。

羽二重餅製の生菓子です。中は丹波大納言小豆粒あんです。
粒あんの捉え方は人によって様々であります。
小豆の皮の感触をしっかり感じたいとお考えの方が多いのではないでしょうか。また、そう考えてつくっている和菓子職人の方も非常に多いのではないかと私は感じています。
私は粒あんは「つぶ」があるあんではなくって、「つぶし」てあるから「つぶしあん」だと捉えています。
皮が入った粒あんは皮を感じるためではなく、皮が持つ旨みも持たせるためであると考えています。
皮の食感を出来るだけ無くして、旨みたっぷりで喉越しよく仕上げるのが松屋長春の粒あんです。
そんなところをお召し上がりいただいた際に感じてもらえたらこれ以上の幸せはございません。







