松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
青の香り

娘が帰ってきてからはもっぱら娘が私に代わって配達に出るようになったので、私が外に出る機会は随分減ることとなりました。
昨日の真っ昼間、和菓子の配達のご用命があって久しぶりに仕事中に外に出ました。
田植えが済んだ田んぼは、もう早苗と言ってしまっては申し訳ないほど。青々と元気に育った稲が日光と風の恩恵をたっぷりと浴びていました。
車の窓を開けて走ると草葉の青の香りが鼻を優しくくすぐってくれる。
なんと気持ちのいいことでしょう!
私が生まれ、育った稲沢市は田んぼや畑がいっぱいの自然豊かな田舎町でした。
名古屋のベッドタウンということもあって、どんどん都市化が進んで、今は随分自然が少なくなってしまっていますが、まだまだ青の香りが充分残る愛しい場所であります。
住みやすいまちとはなんだろう?
自然と人間がバランスよく共存できる場所。
そんなところが居心地がいいよな。
私はそう思います。
いつまでも田畑の残る大好きな稲沢市であって欲しいものです。
ブルーハワイ
いつになくブルーの和菓子の種類が多くなってきている事に気付きました。
ハッと我に返ったところです。
本日ご紹介いたしますのは、葛製の蒸し菓子「水すまし」です。

水面をスイスイと気持ちよさそうに泳ぐアメンボの姿を表現した和菓子です。
一緒に働く娘から聞いた話では、青という色は食欲を減退させてしまう働きがあるようで。。。
じゃ、ダメやん。。。
と、ブルーな気持ちになりそうでしたが、綺麗なものは綺麗に、美しく仕上がったものは納得してお店に並べる。
そういった信念は曲げることなく進んでいきたいと思っています。
話はかわりますが、若い頃かき氷のシロップでブルーハワイというものがありましたが、あれ好きじゃなかったなぁ。
好きでなかった理由はやっぱりかき氷の色が私欲を減退させる青色だからだったんだろうか?
いやいや、悪いことは引きずってはいけません。
娘から変なこと聞かなきゃよかった。





