松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
ラルフローレン
私がラルフローレンの服が大好きになったきっかけの映画を久しぶりに引き出しから引っ張り出してきて観ました。
「アニーホール」

男と女の恋の物語。
ウディアレン監督主演の映画です。
神経質で何事もネガティヴに物事を考える主人公と自分にどこか自信を持つことができない女性。
お互いに付かず離れずの関係を持ちながら成長していく様を少しコメディを織り混ぜながら描き切っています。
嫌味の強いインテリジェンスさ、男女の細やかな心模様、そしてユニークさがウディアレン映画の最大の特徴ではないかと思うのですが。
彼の一番のヒット作であり、不朽の名作である「ミッドナイト イン パリ」にも通ずるところがこの時期の作品にも随所に感じられます。
衣装担当は当時、まだ懐疑的であったラルフローレンが担当しました。
背の低いウディアレンとスラッと長身でスタイルのいいダイアンキートンにぴったりのスタイリングをたくさん魅せてくれます。
ジャケットの着こなしや、色の取り合わせ、靴、クラッチバッグの合わせ方など多くのファッションのヒントを私に与えてくれました。
別れのシーンでは何故か二人が同じグレーを基調とした上着に赤のタータンチェックの出立ちであったのが、どこか切なく感じてしまった私です。(これは意図的であったのかウディアレン本人に聞いてみたいところです。)
一番印象に残ったのは主人公が着ていたM-51フィールドジャケット。少しオーバーサイズに着ていて、カッコ良かったなぁ。
若かりし頃、おそらく無名であったクリストファーウォーケンや「ジュラシックパーク」で一躍有名になったジェフゴールドブラムの姿を垣間見られたところも嬉しかったです。
あらためて昔の映画を観ると色々な発見があって面白いものです。
今日は私の中のファッションのバイブル的存在の映画のおはなしでした。
たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん胸がしめつけられて
「おはよう」「いただきます」「いってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」「ありがとう」「ごめんなさい」
なんでもないような言葉の大切さを、そして人を思いやり愛する事をあらためて教えてくれた素敵なドラマに出会いました。
みなさま、「きのう何食べた?」というドラマをご存知でしょうか?


今まで出会ったドラマの中で、このドラマが一番私の胸を打ち、私の心に深く響き渡りました。
ゲイのカップルの二人暮らしにスポットライトを当てているドラマなのですが、生きていく上で一番大切ではないかと思う事をしっかりきっちりと私たちに示してくれています。
ホンモノの家族のカタチ、愛のカタチの輪郭をくっきりと見せてくれます。
昔から続く「夫婦が揃っていて。そして子供たちがいて。」という、カッチリした家族が正義だという迷信は薄れてきたように私は感じています。
かくいう私も妻という一般的に見れば大切であると思われるピースが欠けてしまっている家族の一員です。
それでも家族それぞれが思いやりを持ちながら、そして楽しみながら、笑いながら共に生きる事を信条にしています。どんな家族にも負けてはいないぞという自信のようなものがしっかりと私たちの中の土台にあります。
このドラマを観終わったあと、これからは人の愛し方や人との接し方が私の中でガラッと変わるのではないかと自分に期待もしてみたりしているところです。
大切な事を書き忘れていました。
私が最もこのドラマに惹かれたところを。
このドラマの一番の見せ所は毎回必ず映される料理、食事のシーンです。
パートナーに喜んでもらえるように一生懸命調理に取り組みながらも、シンプルに料理をする楽しさがこちら側に伝わってきます。それが私の胸を強く打つのです。
私も主人公と同じでほとんど毎日、家族に料理をと取り組んでいます。
そんな理由からこのドラマと私が気持ちよくシンクロし、余計に心地良い気分にしてもらえたのかもしれません。
人生を共にする仲間への慈しみの心、そしてなによりも大切なおまじないの言葉。
「おはよう」「いただきます」「いってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」「ありがとう」「ごめんなさい」
片時も忘れちゃいけません。
たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん胸がしめつけられて。
この素晴らしいドラマを皆さまにオススメいたします。






