松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



栗香餅

栗が香る餅と書いて「栗香餅」と言います。








羽二重餅の生地に栗の甘煮をゴロゴロと練り込み仕上げております。




合わせるあんは丹波大納言小豆の粒あん。




秋の香りが漂う和菓子がもう一種、お店に並びました。

ケビンスペイシー

映画「光の旅人K-PAX」を観ました。








精神科医の元に特別な患者が来る。




そこから物語は始まります。




その患者は光を旅してK-PAXという国から来たと言う。




しかし、その患者が言動はどう考えても精神病患者のものではなく、全てが的を得ていた。




時間が経つにつれ、患者は病棟にいる全ての患者たちに好影響を与えるようになり。。。




ここから先は詳しく書きはしませんが、最後にあっと驚く結末が待ち構えていました。




結末の解釈のしかたは人それぞれですが、私個人的にこれだと言うものを結論付けて大いに納得したところです。




精神科医を演じるジェフブリッジズの大人びた円熟味ある演技に酔いしれ、患者役ケビンスぺイシーの他の追随を全く許さないほどの素晴らしい演技に驚かされました。




詳しくは知りませんが、もしこの作品でケビンスぺイシーがアカデミー賞助演男優賞を受賞していなかったとしたら、この年の審査員の目は節穴であったであろうと感じるほどであります。




結末に向かって「この先の展開はどうなる!どうなる!」と先を急ぎたくなってしまうほど、この映画を食い入るように観てしまいました。




Amazonプライム・ビデオでこの映画をたまたま見つけて観た次第ですが、こんな怪作、快作、力作を今まで知らずにいたとは情けない限りです。




映画マニアを自称する私の目が節穴だったのかもしれません。




とにかくものすごい映画です。




皆さまにも絶対に観ていただきたく、時間をかけて長文にて書きました。

特別注文

松屋長春は多くの寺社仏閣とのお付き合いがあります。




京都の修行時代は毎日のように配達へ行っていたのですが、私はこの配達が楽しみでしょうがありませんでした。




京都では現在世界遺産に登録されているようなところばかりが配達先であったので、一般の方では入る事の決してできないようなところまで拝見させていただくことができました。




特別な空間に我が身を置き、「ああ、なんて幸せなんだろう。」と深呼吸をしながら天を仰ぎ見たことが昨日の事のように思い出されます。




わが店とお付き合いのある寺社仏閣も負けず劣らず名刹(名刹という言葉は寺院にだけ当てはまりますが、ここでは勝手ながら神社も含めさせていただきます。)と言っていいほどの美しいものであります。




近代化が進んだ今も緑がたくさん残っている事に安堵感と幸福感を覚えられずにはいられません。




社殿や伽藍とそれらを取り巻く植物たちとのコントラストに私は特に美というものを感じるのです。




非常に前置きが長くなりましたが、本日は二つの寺院からの特別注文のおはなし。




一つ目は徳川家の家紋である葵の御紋を押した羽二重餅。








お付き合いのあるこのお寺は徳川家と縁があったそうで、特別にこの焼印をつくり、この羽二重餅をつくって定期的に納めるようになりました。




二つ目はあじさい寺として知られている寺院からのご注文。








こちらも定期的にご依頼があるのですが、一年を通して紫陽花の和三盆糖の干菓子をつくっています。




特別注文というのは気持ちがアガります。それだけにしかない特別感というものが感じられるからであります。




まだまだ他にもありますが、今回はご注文が近頃あった寺院のものを写真で残しただけなので、ちょうどこのタイミングでのおはなしとなりました。




機会がございましたらまたご紹介させていただきます。