松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



氷室

毎年六月末に「氷室開き」の行事が執り行われます。




厳冬期に雪を氷室小屋に貯蔵し、この時期に雪を取り出して将軍家へ献上するのです。




将軍がいなくなった現在でもそのしきたりが残っているのですが、本日ご紹介の和菓子は「氷室」と銘打ったものとなります。




乳白色の練り皮(外郎)製の生地に紅色の三角を仕込ませて包あんしてあります。




合わせるは備中白小豆こしあん。




この時期は冷蔵庫に入れてしっかりとひんやりさせてからお召し上がりいただきますと、なお一層美味しく感じられると思います。









深い眠り

何時であったのかは時計を見て確認していないのですが、大きめの雨音で夜中2回ほど目が覚めました。




朝、三女に「すごい音だったな。」と話したところ、気づかなかったと言うではないですか。同じ部屋で寝ているのに気づかないとは余程眠りが深かったのでしょう。「身体にも心にもとてもいい事ですわね、あなた。」と話したところです。




羽二重餅の焼印が若鮎から蛍へとかわりました。








この大雨で蛍の幼虫なんかはどうしているんだろう、稚鮎は下流の方へと流されてやしないか。いつも山で会うカモシカたちはこんな時どこに身を任せているのだろう。




自然の脅威に晒されながら生きている生き物たちにあらためて畏敬の念を抱く機会となった朝です。

久しぶりの大作

冷凍庫の奥底の奥底に長い間眠っていた「飛騨牛の牛すじ」を見つけたので、引っ張り出して「どて煮」をつくりました。








牛すじとこんにゃくを煮込んで二日間。三日目に大根を投入して一日火を入れて、四日目になってからやっと赤味噌、白味噌、日本酒、味醂、砂糖、醤油、鰹節からとった出汁を順に投入して丸一日再度煮込みました。












五日目になってやっと実食。久しぶりの大作です。笑




六日目、残ったどて煮に串カツを浸して食べました。肩ロースのブロックを切り分けて串に刺すやり方が私流。切り込みを入れなくても脂のスジを上手に分けられるので一番いいやり方ではないかと思っています。












どて煮、串カツ。どちらも名古屋の郷土料理。




県外の方はとっつきにくく食べにくいヴィジュアルかもしれませんが、私たちにとっては小さい頃から食べ慣れた最高のご馳走です。




つくるのはホント大変。でも、無くなるのはあっという間。




びっくりするくらいあっという間。笑