松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



静と動

本日は国府宮神社にて三月の茶会が催されます。




そちらでお使いいただきます茶席菓子がやっと完成したところです。




桜の花びらが川面に舞い落ち、その花たちが絨毯のようになって川を流れる情景を「花筏(はないかだ)」と呼ぶのですが、その姿をこの軽羹製の和菓子に落とし込みました。




「静」である和菓子に動きのある「動」を投影させる。




そんな自然美を「静」と「動」で表現できる仕事に就かせてもらっている事に喜びを感じます。







本日ご紹介の茶席菓子は松屋長春の店頭でも販売いたします。気になられた方はお早めにご来店くださいね。本日だけの販売なので。

















干菓子2種

昨日に引き続き、藤をイメージしてつくった和菓子をご紹介いたします。




桜本番近しいこの時期ですが、先取りのものもご用意しなければなりません。




紫、白、緑の三色が色鮮やかな白雪糕(はくせつこう)です。




桜は桜花が散ったすぐ後に葉が芽吹きます。しかし、藤は葉が生い茂ってから藤の花がたわわに実ります。




そんな意味合いでこの配色となっております。








そしてもう一種。




こちらはちょうど今からもう少し先までが最盛期を迎える「わらび」をきな粉の香り高き州浜製でご用意しました。








店頭のショーケース上に並べて販売しております。見つけてくださいね。

上出来

この和菓子についてご紹介する時にいつも書いていますが、もう一回しっかり書いておきますね。




村雨とは強く降ってすぐ止む雨の事を言います。




「群れた雨」が意味するのは強い雨でありますが、いつしか「群雨(むれあめ)」が「村雨(むらさめ)」へと変化したと考えられます。




どうしてこの和菓子の生地が「村雨」となったかと言いますと。




私の個人的な予想ですが、そぼろ状になった細かい粒を強い雨に例えたのだと考えています。




本日ご紹介しますのは、藤の花をイメージした村雨製の和菓子。




自分で言うのもなんですが、ものすごく上手にできました。