松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



トリュフ

おはようございます。




本日まで営業時間が9時から17時となります。




お正月用にご用意した材料がだんだん少なくなり、姿を消してしまった生菓子も出てまいりました。




まだ材料の残っているお正月の生菓子を一種ご紹介いたします。




「弥千代」








中心に柑橘のキンカンを据え、備中白小豆のあんで包み、それをふわふわの羽二重餅の生地でくるみました。




頂には黄色と純白の伊勢芋100%をくっきりと流し分けております。




キンカン、備中白小豆、そして伊勢芋の極上の香りと味わいを羽二重餅がしっかりとまとめ上げています。




「伊勢芋のあんはトリュフのようだ」




一緒につくっていた父が昨日そのように伊勢芋の香りを表現しましたが、まさに伊勢芋にはそのような香りが纏っています。




いい表現をしたなぁ、私もそう感じています。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。




新年一等最初のご挨拶を。




松屋長春は今も私ではなく、父を中心にまわっております。




二代目。74歳の父が変わらず元気で仕事をしていることが松屋長春が活気あるお店として成り立っている一番の要因であると思います。




また、父を支える母の明るさが松屋長春を一層盛り立ててくれているのは間違いありません。




今年も父と母に続いて私、そして若夫婦、パートさんたちが力を合わせて松屋長春の屋台骨を支えてまいります。




さあ、一年のはじまりです。




皆さまのご来店を元気ハツラツでお迎えいたします。




今日が最初の営業日。




開店時間は本日から3日まで9時となります。また、閉店時間も17時と1時間のズレがあります。




お間違えのないようお願いをいたします。




今年もいままでと変わらぬお付き合いをどうぞ宜しくお願いいたします。




ここで新年のご挨拶の意味も込めて父の写真を二枚掲載いたします。




一枚目は昨日の夕方、父の一瞬の表情を私が撮りました。二枚目は少し前に今日のご挨拶のブログ用にと娘に頼んで撮ってもらったものです。












やっぱり父ちゃんは構えて撮ってもらった写真よりも自然の表情の方が、あの優しい心が表れていていいな。




そんな風に思います。




世界一優しい男であり、世界一平和主義者であります。




そして私が世界一大好きな父ちゃん。




今年も父ちゃんを中心に楽しく明るい雰囲気を醸し出しながら松屋長春を盛り立てていこうと思っております。

ご挨拶

一年を振り返って一番嬉しかったこと。




つい先日の事ですが、たまたま店頭に用事があって歩いて行った母が「昔からお付き合いのあるお客様がいらっしゃってるわよ!」と教えてくれたので、急いでお店まで出て行ったのです。




そこには私が23歳、修行から帰ってきて店頭に立つようになってから、ずっと気さくに声をかけてくださっていたお客様がいらっしゃいました。




「もう90歳を超えてしまったがね」




そんな声を聞いて、溢れ出る涙を堪えるのに必死になってしまいました。




久しぶりにお客様のあの優しい声を聞いて感極まったのです。




お客様はいつも私に対して特に気にかけてくださっていたのですが、こうして変わらず出向いてくださってお話できたこと、本当に幸せに思います。




このお客様は祖父の時代から70年近く、ずっと松屋長春とお付き合いしてくださっています。




感謝しかございません。




最後に握手をしていただいたのですが、あまりに優しいふっくらした手の感触で。それが嬉しくて嬉しくて。胸が熱くなりました。




いつも私が申し上げている事でありますが、松屋長春はお客様の応援があってこそ存在できるお店であります。




お客様と素晴らしい関係の上でやっと商売をさせていただいているのです。




私たちはお客様に喜んでいただける和菓子を目指すだけでなく、心とこころの繋がりを一番に大切にしているつもりであります。




昔からのお客様、新たに松屋長春の事を好きになってくださいましたお客様、全てのお客様とステキな関係を構築してゆけたらと心からそう思っております。




私は今、店頭での接客から裏方の仕事にシフトチェンジしてしまいましたが、以前と全く変わることなくお客様のお声も聞きたいですし、直接お話したいという願望は持ち続けております。




裏の仕事場にはおりますが、お呼びいただけましたら喜んでお店まで参上いたします。




これからも皆さまと楽しいお話もさせてください。




本日で2021年は終わりますが、来年も変わらず仲良くお付き合いしていただけましたら幸せです。これまで以上にステキなお付き合いができたらと本気でそう思っております。




一年間、本当にお世話になりました。




鍾乳洞の石柱は100年で1センチ育つそうです。




私もそんな気持ちでじっくり、ゆっくりとお客様との関係が進んでいけたらと考えております。




また明日から新しい年が始まります。




2022年も変わらぬお付き合いの程、どうぞよろしくお願いいたします。








いつも松屋長春をお引き立てくださいまして本当にありがとうございます。