松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ソースの焼ける匂いは思い出の香り

昨日の夕飯は焼きそばにしました。

気温が高くなると麺類の中では特に冷やし中華と並んで焼きそばが食べたくなります。

それは小学生の頃、焼きそばやお好み焼きをよく食べたからだと思います。

わが町、稲沢市にも昔は市民プールがあり、暇さえあれば母に連れて行ってもらいました。プールの帰りにはいつもではありませんでしたがお好み焼き屋さんに連れて行ってもらい、焼きそばをよくご馳走してもらいました。

鉄板の前で焼きそばが焼けるのを待つ間、ソースが焼けて蒸発する匂いを嗅ぎながら、そわそわして待っていた懐かしい思い出があります。

日本人にとっては醤油の焼ける匂いとソースの焼ける匂いは同じくらい大好きなものではないでしょうか。

昨日、ふとそんな昔の事を思い出して今日は焼きそば!となったわけです。



これは父用に焼いた焼きそば。

父はもやしが大好物。必ずもやしを入れてくれ!とリクエストがあります。

そして



これは自分用。

もやしは入れず、天かすを代わりに入れました。

昨日は皆お出かけ。父と二人きりの夕飯でしたが、とても喜んで食べてくれなんだか嬉しかったです。

予定していた焼きそばの麺と具が残りましたので、最後に娘たちのお弁当として二玉分焼きました。



これは、小分けして冷凍で取っておきます。

毎日のお弁当づくりは工夫も必要です。おかずの中の一品でも冷凍保存しておけば随分時間の短縮にもなりますもんね。

全て自分で作ったものでお弁当は仕上げたい。しかし、時間が無い。となると否が応でも工夫をしなければなりません。

夜ご飯のメニューに悩んだ時、焼きそばはオススメです。簡単にできますし、今日書きましたようにお弁当のおかずの一品にも最適です。

ソースが鉄板の上でジュウジュウ焼けて蒸発する匂い。

日本人には必須の香りです。