松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



たいへんお待たせいたしました

昨日の最後の仕事で栗ようかんを仕上げました。








本当に嬉しいことでありますが、東京や大阪など遠方からのご注文が増えました。




SNSを通じて日本全国多くの方々とのご縁ができていること、非常に幸せに感じています。いつもありがとうございます。




九月に栗きんとんや栗ようかんなど、栗を使った和菓子をたくさんご紹介してまいりましたが、この栗ようかんも他の栗の和菓子と同様にご注文が多い商品です。




先日、欠品してしまっていることに気づいて急いで昨日仕上げたところです。




丹波大納言小豆を洗い、水に一晩浸けてそれからこしあんづくりがスタートします。そして糸寒天とお砂糖を加えてやっと羊羹が出来上がります。




そんな事でお店に栗ようかんがやっと並んだ次第です。




たいへんお待たせいたしました。




本日より、栗ようかん再びお買い求めいただくことができます。

雪印

11月は霜月。




もう少し寒くなってきますと、田んぼの刈り終わった稲の残った根の部分や忘れ去られた稲藁などに霜が降りるようになります。




早苗の手植えの時期(現在はさすがに非常に少なくなってしまいましたが、まだ手植えの農家さんも残っているんですよ。)、生命感溢れる若緑の時期、黄金の絨毯が真っ青の空と気持ちよく交わる時期。




ちょうど今、その次の時期へ移行するところであります。




稲はどの時期においても魅力的で、近くに住んでいて普段から見慣れているはずなのに、時にその瞬間の美しさにハッとする事が今でも何度もあります。




ああ、大好きな心の風景の一つにまた出会えるのだと、今から楽しみでしょうがありません。




余分なおはなしがまた過ぎてしまいました。




霜月に入り、羽二重餅はハロウィンの焼印から雪の結晶の焼印にかわりました。








雪の結晶は顕微鏡で覗くと様々あるようですが、この焼印のデザインが一番オーソドックスではないでしょうか。




雪の結晶はとてもピュアで清楚な印象を受けます。




私はこの図案自体がとても好みなのですが、それに加えて焼印の押しやすさが格別なのです。




それが一番嬉しい事なのかもしれません。

あっという間

先日、軽羹製の蒸し菓子「秋の色」をご紹介しました。




秋の紅葉の色合いのイメージを存分に出した菓子でしたが、11月に突入しましたので「木枯らし」と銘打って少しだけ趣をかえました。








軽羹製の生地には蕎麦粉を、そして頂には大徳寺納豆を散らしてよりシックに仕上げております。




木枯らし吹き抜ける季節を迎えると、一気に師走となりクリスマスを通り抜けて新年の鐘の音を聞くようになります。




私が若い頃、年配の人たちがよく言っていた




「一年ってあっという間だなぁ。年を重ねる毎にどんどん時が過ぎるのが早くなってくるわ。。」




という言葉が悲しいかな、わかる年齢になってしまいました。




「ああ、一年がジェットコースターのように速く感じる今日この頃。。。」




そう思うは思いますが、若い娘たちや息子には私は言わないでおこう。