松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
モノクロ
映画「すもも」を観ました。

昔の人は控えめで、その上に一途。
切なくも悲しい。やるせなさも一杯詰まっている。
でも、そこに一筋の光が差すんです。
山田洋次監督の時代劇3本もそうでありました。
時代劇は心に美が灯っているんです。
私はそんなところに時代劇の魅力を感じているのではないかと考えています。
藩を追われ家族とも許婚とも離縁状態になった主人公と、その男を懸命に支える女。
奈落の底に何度も突き落とされそうになりながらも、正気を保とうとする人たちに、これ以上ない勇気をもらいました。
現代の映画なのに終始モノクロ映像であったのは、足りない部分を受け手自身の想像でつぎ足して欲しいという意図があったのかもしれません。
エンディングの部分だけがカラーになるのですが、そこに一縷の希望が私には見えました。
ほとんどが知らない俳優さんたちで固められていましたが、傑作であると私は思います。
三女が横にいたのですが、涙をこらえるのに必死で。何とか声をあげて泣かずに観終えることができました。
あぶね〜。笑
木陰のワルツ
本日は国府宮神社、5月の茶会が催されます。
ご担当の先生からご用命いただきましたのは、「葛製で緑陰という名前の和菓子をお願いします。」との事でした。
「緑陰」とは青葉の生い茂った木立の影のことを言います。
風にゆらゆらと揺れる木陰をイメージさせる和菓子をと色々思案し仕上げました。
中心に北海小豆のこしあん、その周りに緑の濃淡に色分けさせた備中白小豆こしあんを。そして本葛100%を練り上げ包あんして完成となります。三重の味を楽しめる仕掛けとなっています。
230個といつもより少し多めのご注文でしたので、2回に分けてご納品させていただきます。
本日ご紹介のこの「緑陰」は松屋長春店頭でも販売いたします。








