松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



七十二侯

日本では一年を12か月に分けるだけでなく、「二十四節気」という、季節をより細やかに感じるための暦があります。




さらに、その一つひとつを三つに分けた「七十二侯」という、季節の移ろいをより繊細に表現した暦があることは、意外と知られていないかもしれません。




というのも、お天気ニュースなどで紹介されるのは「二十四節気」までで、「七十二侯」に触れられる機会はあまり多くないからだと思います。




そんな「七十二侯」を題材にしたビールが、サントリーのマスターズドリームシリーズから発売されています。




最終的には72種類すべてが揃うのでしょうか。そんな期待を抱かせてくれるシリーズです。




これまで私が飲んだのは、「牡丹華(ぼたんはなさく)」「腐草為螢(ふそうほたるとなる)」「涼風至(すずかぜいたる)」の3種類。




そして今回いただいたのが、「梅子黄(うめのみきなり)」です。












七十二侯の第二十七侯にちなんだ一本で、6月頃に発売されたものだったでしょうか。




まさに飲んだ季節にぴったりの味わいで、爽やかさの中に華やかな香りが広がり、とても美味しくいただきました。




サントリーさん、私の心に深く響くビールを造ってくださり、本当にありがとうございます。




日本の繊細な季節感を映し出す「七十二侯」に光を当て、このような形で多くの人に親しむきっかけをつくってくださったことに、感謝するとともに大きな驚きを感じています。




和菓子職人である私にとって、「七十二侯」は和菓子づくりの題材として日頃から大切にしているものです。




だからこそ、それをビールという形で表現されたことが本当に嬉しく、大きな感動を覚えた次第なのであります。




嬉しくて長々と書いてしまいました。




いつも私の長文にお付き合いくださいましてありがとうございます。