松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ひさご

ひさごは「瓢」と少し難しい漢字で書きます。




ユウガオなどのウリ科の植物の総称であります。




本日ご紹介の和菓子は「青ひさご」








薯蕷製の蒸し菓子、備中白小豆こしあんで仕上げてあります。




涼しげに感じていただけるように緑色のツルをあしらい、菓子の頂を平鍋で焼き上げて完成です。




この菓子をご案内するにあたって、瓢について調べてみたところ、原産地は北アフリカだそうな。




しかし、日本でも源氏物語に登場するほど古くから身近にあったものとして認知されており、どうやって日本へと伝来したのかは不明だそうです。




私の想像では人を介して伝来したのではなく、渡り鳥のフンなどが元で伝わってきたのではないか。そんな風に思いめぐらせました。




考えること、想像することって楽しい。

純真無垢

おはようございます。




たまにはこのような羽二重餅の姿もいいかと思い、写真を撮りました。








純真無垢な羽二重餅もいいものです。




これから季節を表現する焼印を施し、お客様のお手元にお届けいたします。




では、今週もどうぞ宜しくお付き合いくださいませ。

道具は大切に

青葉の茂る頃に吹き荒れる強い風のことを「青嵐」と言います。




夏の季語であります。




青さをグッと増したもみじの葉が風に気持ちよさそうに揺れる姿を連想させてくれます。




本日ご紹介いたしますのはもみじの型で抜いた錦玉製の和菓子。








生き生きとした自然の息吹を表現したつもりです。




余談ですが、もみじの型は陶器製で創業当時に祖父が買い揃えたものです。ですので90年近くは経っているのではないでしょうか。




今、私が使っているこのもみじの型は全部で50セット。








ちょうどキリがいい数なのでまだ一個も割っていないのかもしれませんね。




「道具は大切に」




そうみんなで心がけて気をつけて使い続けていきたいと思います。