松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ふわり

薯蕷にうすべに色と黄色を頬紅のようにお化粧をして。ちょうど蒸しあがったところをパチリ。いい瞬間を写真におさめました。








このあと二つの色のちょうど真ん中に、ちょうちょの焼印をふわりと施して完成となります。




いつもは出来上がりをご紹介することが多いのですが、たまにはこうして製作の途中をお見せするのも、また一興かもしれません。




「春の舞」という名前でお出ししています。




さて話は変わりますが、近ごろの朝の楽しみがひとつ。




目玉焼きにペコリーノ・ロマーノをカリカリと摺り下ろすのがすっかり私の定番となりました。




焼いている途中でひと振りすると香りがふわりと立ちのぼって、これがまた格別なんです。








今朝も、ついついやってしまいそうです。

おはぎ

随分多くのお問い合わせをいただいておりましたが、長女が育児に注力していたため、なかなかお店に並べることが出来ておりませんでした。




春分の日を控え、彼岸入りとなりました。




長女特製の「おはぎ」を本日より販売いたします。




ご注意いただきたいのは、その販売日です。




3月17日(火)、20日(金)、21日(土)、22日(日)




まだ孫が小さく毎日はさすがに難しいため、この四日間販売をいたします。




己で自分のお店の商品を褒め、それを公言するのことを良しとしない私ですが、長女のおはぎは最高に美味しい。この四日間、朝ごはんとして食べられるので嬉しくてたまりません。




丹波大納言小豆の粒あんとこしあんときな粉の取り合わせの2種2個入りでのご用意です。












お電話のご予約も可とさせていただきます。売り切れ次第終売となります。

秋深まる頃に

去年の秋が深まる頃、滑り込みセーフで岐阜県の「阿多岐ダム」




へ車を走らせました。




無休の日々が続く前、そして降雪が始まってしまう前。我ながら絶妙なタイミングで訪れることができました。








いまはおそらく使われていないであろう湖面のゴミを集める船「はくちょう」がダムの石碑の前にどーんと飾られています。初めて間近で見ることができて嬉しかった。あれはいつもあそこにあるのでしょうか。




それほど広大なダム湖ではありませんが、とても美しい。








たくさんの水鳥が羽を休める姿を眺めていると時間はあっという間に溶けていきます。




私はダムの上から湖面を望むのももちろん好きですが、もっと好きなのは、湖側から堤体を見上げる瞬間です。あの重力を抱えたコンクリートの壁を、静かな水面越しに眺める時間がたまりません。




早朝に家を出たおかげで、ちょうど朝陽が昇るタイミングで写真を撮ることができました。








この時期は紅葉も美しく、呼吸をするたびに澄んだ冷たい空気が胸いっぱいに広がる。身体の内側まで洗われていくような感覚があり少し得をした気分になります。




このダムとは直接関係ありませんが、入口道路脇にある小さな広場はぜひチェックしていただきたい場所です。








神様が座していそうな、そんな神々しい空気。いつから人が足を踏み入れていないのだろうと思うほど、もみじの葉が幾重にも折り重なり、ベンチには長い月日の証のように青い苔がむしています。




どうしてか足を踏み入れるのがためらわれ、広場の外からそっと眺め、シャッターを切った次第です。




この日、このダムは完全に私ひとりのものでした。(もっとも、だいたい誰にも会わないのですが。笑)












数時間でしたが素晴らしいひとときを過ごすことができました。




「阿多岐ダム」、本当に素晴らしいダムです。