松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



直感

直感。

ファーストインプレッションを私は大切にしています。

和菓子の創作もパッと閃いた感覚を大事に、作り進めていく事も多々あります。これは食事に取り掛かる時にも同じような事が言え、ネットや本のレシピは参考にせず、作るように心がけています。

そのようにして毎日を過ごしていると、感覚が鋭くなっていくのが自分でもわかるようになってきます。

和菓子づくりに関してはそればかりではダメで、きちんと昔ながら伝えられたレシピもとても重要になってきます。

話は変わりますが

前にもお話しましたように、音楽が私の毎日の生活には欠かせないものになっています。CDも気付けば4000枚ほど溜まってしまいましたが、その中でも直感で買ったものが少なからずあります。

いわゆるジャケ買いと言うもので、CDのジャケットを見ただけで気に入り、音楽そのものを知らずに買ってしまったものをそう言うのです。

CDの引き出しを少し見ただけで、



The La’s

大きな瞳が印象的なジャケット。

20歳の時にアメリカのサンフランシスコで買ったCD。何度も何度も聴きなおすほどのお気に入りとなりました。ドライブに最適で、今でも車に乗って聴きます。



ギルバート オサリバン。

あのころ、ツィードのジャケットが僕の自慢だった、、、

この言葉と少年の顔が忘れられず買ったCDですが、アローン アゲインという曲は誰が聴いても知っているような名曲で、買ってからそれを知りました。

ツィードのジャケットってなんだろ?でも、欲しいなぁ、買って!なんて中学生の頃に親にせがんだ思い出があります。



フェアー グラウンド アトラクションのデビュー作。

車のバックミラーに映った恋人たちの写真がいつまで経っても忘れられません。とてもインパクトの強いCDでした。

今でも聴くと恋の甘酸っぱい思い出が蘇ってくるようで、ボーカルのエディ リーダーの優しい声が耳をくすぐってくれます。



トム ウェイツのデビュー作。

しゃがれた声のトムの子守唄がいつもベッドの私をそっと寝させてくれました。バーボンなんて好きでもないのにカッコつけて飲んだ思い出があります。

このように表紙だけで買ったCDが今でも私に寄り添ってくれるのは、直感のおかげだと思います。もちろんハズレも多くありますが。

こんな事もあって私は直感を大切にしている次第です。

直感の話から始まりましたが、本当は映画のお話をしたかったのです。
仕事もあり、なかなか書いている時間がありません。

今日はここまで。また明日以降に直感で観た映画のお話をさせて下さい。
ではまた。