松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



考えさせられました

久しぶりの映画レビューです。
モーゼの十戒をテーマにした映画です。
勉強不足で全く知らなかったのですが、モーゼの事をモーセやモーシェと本当は言うそうです。
壮大なスペクタクルを魅せてもらいました。
どれだけ忠実に再現させているかはわかりませんが、王の後継者であるラムセスとヘブライ人であるモーセの息詰まる攻防、そして神の助言から世の中を平穏へと導いてゆくモーゼの一挙手一投足がしっかりと描かれています。
観ごたえ十分!
相当お金を使ったんだろうなぁ。そう素直に感じました。
モーゼの十戒はキリスト教のお話かと勝手に解釈していましたが、イスラム教にも脈々と受け継がれた話なんですね。
そんなところが争いに通じているのだと思っています。
いい加減、それぞれの持つボーダーラインを曖昧にして戦争やテロを無くして欲しいものです。
「いいやん、適当で!」私は真剣にそう思っています。
もう一つ!
ごめんなさい。もう一つ書きます。
キリスト教もイスラム教も唯一神。たった一人を神様として崇拝してます。キリスト教はイエス様、イスラム教はムハンマドと言われています。なので、「うちの方がホンモノの神様だ!」となって争いが絶えないのだと思います。
仏教国はそこら辺がファジーでいいところであると私は思ってます。仏教って唯一神じゃないですもんね。(誤解を招くおそれがあるので追記いたしますが、一般的に仏教国と言われる国でも仏教徒だけではなく、他の宗徒も多くいらっしゃる事も知っての上で書いております。)
また、日本には神道もあり、至る所に神が宿ると考える「思想」があって山にも海にも空にも川にも台所にも寝室にも神様がいます。どんなところにも神様あり。
だから神様が多過ぎてそれぞれの神様が上手に同居してるんですね。
他人とぶつかってはいけません!そんな美徳が日本人には昔から芽生えているのだと思います。
この映画を観て今一度、平和について考えさせられました。
ヘイトスピーチや噂話、人の悪口。そのようなものから自分だけは最も遠い存在でありたいと常日頃から考えていますし、そう努力をしているつもりです。
自分も含めて日本人である以上、これからも引き続きこのような崇高な教えを後世へ伝えていかなければならない事案であると私は考えています。



平和を願う鐘はそれぞれの人の心に宿るものですよね。
平和が一番!
全世界の人々にそんな少しでも芽生えたらなぁと思っています。