松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



リアル牛

一年を通して焼印を施さずに純白のままお店に並べる「羽二重巻」ですが、お正月前後の時期だけは干支の焼印をあしらって仕上げる事にしています。




現在、ご予約だけでお店に並べる事のない「羽二重餅」も干支の焼印を押していますが、「羽二重餅」と「羽二重巻」に施す焼印はできるだけ違うものをと決めています。




「羽二重餅」は丑という焼印を、そして「羽二重巻」はこちらの焼印をあしらいました。












リアルな牛の焼印です。




このご時世でこの決してスタイリッシュでオシャレとは言いがたいこのリアル牛の焼印を特注する職人はなかなかいないと思います。




祖父が創業時にお正月用として買い求めたものです。




今、逆にこのリアル牛が新鮮で愛くるしいと思えてくるのは私だけでしょうか。




リアル牛の「羽二重巻」、しばらくの間つくり続けて毎日店頭に並ぶこととなります。