松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
笑い
三女、こころが先日成人を迎えました。
本当におめでとう!
愛してやまない娘が三人全て成人になりました。
今までずっと変わらず、私の心を救ってくれてありがとう!
人生、浮き沈みは誰でもあるものです。
私の人生を他の誰かと比べようにも比べようがありませんが、思い返せば辛く苦しい事が少なからずあったように思います。
私が歯を食いしばってここまで頑張ってこられたのは、まいにち娘たちが笑顔でいてくれ、また娘たち三人が協力して私を支えてきてくれたからであると思います。
両親にも娘たち三人にも感謝の言葉しか出てきません。
今の私が笑顔の私でいられるのは家族全員がいてくれてこそのものなのです。
昨日の夜、お祝いの乾杯をしました。

「いきなりメガサイズのビールをいくのかいっ!」
そう家族全員で思いっきり笑い合いったところです。
私の家族のいいところは、テキトーでユルいところ。そして一番なのは「笑い」をいつもいつの日も忘れないこと。
「笑うこと」は全ての負の要素を吹き飛ばしてくれるのです。
それをいつなんどきも、決して忘れてはなりません。
くず
本葛製の生菓子は現在、三種ご用意がございます。
「葛焼き」
「くず桜」
「夏まつり」

葛は昔から薬用としても用いられてきました。
秋の七草の一つに数えられるところも忘れてはなりません。
本葛には冷やすと硬化が始まり、白濁するという大きな欠点というものがあります。
ひんやり美味しく食べるには冷蔵庫に入れる時間を30分程度までとしたいところです。
白濁せず、硬化しないものは本葛ではありませんので、お客様ご自身の見分け方としては冷蔵庫に入れるのが一番手っ取り早いのかもしれませんね。
引き出しの奥の奥に忘れ去られていたガラス製の器を父が出してきました。
本日はその器の上に盛り付けて写真を撮りました。
綺麗でお気に入りとなったところです。
器よ、ずっと忘れていてごめんよ。