松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ダイナミック

まだまだ暑い日が続いております。




そのような時節に秋のおはなしをするのは少し気が引けますが、和菓子は季節を少し先取ってつくるのが習わしであったりしますのでご容赦ください。




秋の七草は萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花、藤袴、朝貌の花。




春の七草とは違って、食べられないものが多い秋の七草です。




本葛、撫子、萩に関しましてはすでに松屋長春の夏の和菓子としてご紹介していることと思います。




本日ご紹介の和菓子は桔梗(キキョウ)です。








そのまま常温でも、また冷蔵庫でひんやりさせても。それぞれの良さがある外郎生地です。




中は口溶けよく、味わい深い備中白小豆こしあんです。




この先、すすきの焼印なども追々お店に並べる予定です。




季節が過ぎゆくのはあっという間。




年齢を重ねる毎に月日が流れるのを速く感じるようになってきた気がしています。




人生は儚いものだと見紛いがちですが彩り豊かに、そしてダイナミックに生き抜いて行きたいと思っています。