松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



シン水ようかん

水ようかん。




まずは鏡面のようなその美しいヴィジュアルに惹かれます。つくっている私がうっとりするのもなんですが、実際には私もいいなぁなどといつも唸るのです。




視覚ではなく、味覚においてはどうでしょう。




水ようかんの味の決め手は味わいのみ。よって「あん」の良し悪しが美味しいか否かを左右します。




美味しい「あん」🟰美味しい「水ようかん」になります。




今回の「水ようかん」は前回と違い、少しだけ香り付けをして変化させました。




新たなスパイスが加わり、「シン水ようかん」として生まれ変わっております。





氷室

毎年六月末に「氷室開き」の行事が執り行われます。




厳冬期に雪を氷室小屋に貯蔵し、この時期に雪を取り出して将軍家へ献上するのです。




将軍がいなくなった現在でもそのしきたりが残っているのですが、本日ご紹介の和菓子は「氷室」と銘打ったものとなります。




乳白色の練り皮(外郎)製の生地に紅色の三角を仕込ませて包あんしてあります。




合わせるは備中白小豆こしあん。




この時期は冷蔵庫に入れてしっかりとひんやりさせてからお召し上がりいただきますと、なお一層美味しく感じられると思います。









深い眠り

何時であったのかは時計を見て確認していないのですが、大きめの雨音で夜中2回ほど目が覚めました。




朝、三女に「すごい音だったな。」と話したところ、気づかなかったと言うではないですか。同じ部屋で寝ているのに気づかないとは余程眠りが深かったのでしょう。「身体にも心にもとてもいい事ですわね、あなた。」と話したところです。




羽二重餅の焼印が若鮎から蛍へとかわりました。








この大雨で蛍の幼虫なんかはどうしているんだろう、稚鮎は下流の方へと流されてやしないか。いつも山で会うカモシカたちはこんな時どこに身を任せているのだろう。




自然の脅威に晒されながら生きている生き物たちにあらためて畏敬の念を抱く機会となった朝です。