松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
フレッシュ
おはようございます。
四日間連休を頂戴し、しっかり充電ができたと思います。
特に昨日は次女の結婚の手続きに付き合い、丸一日次女と二人で出かけられて疲れはしましたが、私にとっても次女にとっても非常に有意義な時間となりました。
私たち家族は基本的に「笑」しかありません。
笑うことって精神的にも肉体的にもいい事ばかりです。
そんな大事なことをいつも忘れないように毎日生活していきたいと思っています。
前置きが長くなりました。
本日ご紹介の和菓子は道明寺製の菊を模したものです。
淡いピンクの色合いに淡い黄色のシベを中心にあしらっております。
モチモチの食感が売りの和菓子であります。

先ほど開店いたしました。
気持ちもフレッシュにまた今日から張り切っていきたいと思います。
変わらずお付き合いくださいましたら嬉しいです。
結婚
先日、人生で初めて婚姻届の証人のサインを書きました。(長女の結婚の時は長女の親友が証人のサインを書いてくれたようで、私ではなかったのです。)
今回は白羽の矢が私に立ちました。

何年か前にどうしても欲しくて買った、とっておきのボールペンで書いた次第です。
実際に受けてみると責任を重大に感じ、手がかたくなってなかなか上手に書けないような感覚に陥りました。
緊張という言葉があまり似合わない私ですが、今回は力がはいりました。
4枚も用意してくれたので、その中から一番いいのを選んでおくれ。
申し遅れました。
次女が昨日、結婚いたしました。
私の娘として生まれてから今までずっと寝食を共にしてきました。(今も昔と変わらず寝るのは一緒の部屋。それも6畳くらいの狭い部屋で。笑)
彼女の事は誰よりも父親である私が知っているつもりですし、なによりどんな親にも負けない深い愛情を持って接してきたつもりです。
しかし、これで区切りがつきました。
私の役目は一段落です。
娘の旦那さんへバトンタッチであります。
今回の結婚でまた家族が1人増えました。それも息子が。
女の子3人しかいなかった私にこれで息子が2人。
こんな嬉しい事はありません。
これから二人で幸せな家庭を築いていってほしいと心から願っております。
昨日の夜、一人で乾杯しました。

近頃ものすごく気に入っている日本産のマッコリ「きぬさら」で。
絹のようにさらっと
このマッコリの名前にはそんな意味があるのかな。とってもいい名前だと思います。
すぐに次女は私の元から離れるわけではありませんが、もう少し先には三女との二人生活となります。
私には三女がまだ近くにいてくれるので、本気で寂しくなるのはもう少し先の事になると思いますが、双子のようにいつも仲良く一緒に過ごしていた三女は本当に寂しくなると思います。
私では到底次女の代わりはできないでしょうが、寂しさが少しでも紛れるよう、三女がお嫁に行くまで彼女に全力で寄り添っていきたいと考えています。
「パパと一緒にいた時は本当に面白くて、幸せな時間だったなぁ。」
結婚して家を出た後もこんな風に思い出してもらえるような私との時間であったならそれでいい。
長女も次女も私と過ごした時間のことを、そう感じてくれていたら嬉しい。
離れて暮らす事になっても、私の次女に対する愛情というものはこれからもずっと変わりはありません。
日本海溝よりも深い愛情を持ちながら、優しい眼差しで彼女のことを見守っていきたいと思っています。
おめでとう。本当におめでとう。
ポッと温かいもの
映画「ちょっと思い出しただけ」を観ました。

私は映画だけを観たので誰が原作をつくったのか、また誰がこの映画の構成を考えたのかは全く知らないのですが、とてつもなく繊細に制作された素晴らしい映画だと感じました。
余白がほとんどで、あとは人それぞれの想像力や解釈に任せるスタイルの映画。
こんなアプローチの映画は今まで無かったので、驚きとともに感動も覚えました。
物語はダンサーの男性とタクシー運転手の女性のカップルの話。
映像で流れるのは7月26日。この一日だけ。7月26日がダンサーの誕生日なのです。
その7月26日、一日だけスポットライトを当て、6年分(たぶん6年だと思います。)、つまり6回分を現在から過去へ巻き戻していくスタイルの撮り方をしています。例えば2024年の7月26日が最初のシーンだとしたら、次のシーンはは2023年7月26日、その次は2022年というように。
別れが最初、最後が出会いという感じで。
あとの余白の部分はああ、こうなんだああなんだと自分なりに解釈しました。
一組のカップルの喜怒哀楽、出会いと別れに寄り添いながら観たわけですが、なんだか色んな感情が私の中に込み上げてきて不思議な気持ちに包まれました。感情がものすごく渦巻いたのです。
今となっては昔お付き合いしていた人(その当時は彼女に対してものすごく一生懸命だったのです)の事をじんわりと思い出すことはさすがにほとんど無くなりましたが、やはり今でもずっと心の中にポッと温かいものが残っているものです。
こんな感じの感覚がこの映画にはあって、私自身にはすごく沁みました。
一つ大事な事を忘れていました。
この映画はある映画に触発されて制作されているのですが。(実際にその映画の中のシーンが何度も出てきます。また、その映画に寄せたような描写がところどころに感じられました。)
その映画は「ナイト オンザ プラネット」という名前の映画です。(これは邦題です。洋題はNight on earthだったと思います。)
この映画を観て「ナイト オンザ プラネット」と繋がるのだとわかる人はものすごく映画マニアだと思いますよ。笑
世界の中の6都市(たぶん)で働くタクシー運転手を主人公にした映画だったのですが、ちょうど私が京都で修行している頃にお付き合いしていた人と一緒にこの映画をリアルタイムで観ました。(修行中は恋愛禁止だったんですけどね。笑)
6都市(たぶん)なので、6つの物語が順に流されるスタイルの映画です。その中の一話に女優ウィノナライダー主演のものがあるのですが、今回はそのシーンが幾度か出てきました。
ウィノナライダーが一番脂の乗った頃の映画だと思います。
随分文章を長く書いてしまったように、映画「ちょっと思い出しただけ」は私にとって色々と思い入れのとても強い映画となりました。
「ちょっと思い出しただけ」っていう名前を発しただけでもセンチメンタルになってしまいそうなくらいに。
私と同じように、心にポッと温かいものを今でもお持ちの方に是非観ていただきたいと思い、今回は特に一生懸命書きました。
「ちょっと思い出しただけ」と「ナイト オンザ プラネット」どちらもご覧くださいね。




