松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



アサイ

昨日の夜は中華そばを家族みんなで食べました。








「メンマ」は間違えて味なしを買ってしまったので、自分の持っているイメージを膨らませながらつくりました。




こんな感じでいいんじゃないかな。








つくっている途中で私のいつもの悪いクセである疑問がフツフツと沸いてきました。




「メンマ」と「シナチク」って何が違うんだ??




おそらくではありますが、疑問を持ったままで床につくと眠りがアサイような気がします。




話は変わりますが、ちかごろ次女が進んで果物のアサイーを好んで食べています。




彼女がつくったアサイードリンクを少しもらいましたが、赤紫色で酸っぱい味がします。




アサイーってどんな果物だろう?どこの国の果物だろう?




いかんいかん。また疑問がフツフツと沸いてきた。




これじゃ、今夜も眠りがアサイかもしれん。。。

海の幸

「若あゆ」は中心に羽二重餅を抱かせますが、本日ご紹介の「海の幸」には丹波大納言小豆の粒あんを用います。




「若あゆ」と同じく卵たっぷりの生地を平鍋で焼き、フワッとくるみました。




耳のような形が印象的な、貝殻の姿でのご提供です。





「ふところ」をゆたかに

映画「破戒」を観ました。








これほど胸に突き刺さる映画が今まであっただろうか。観終わったのち、あまりの衝撃に私は言葉を失い、溢れる涙が止まらなくなりました。




この映画は部落差別に深く切り込んだものとなっています。




かつての部落民である穢多(えた)出身の主人公が、父親からの言い付けを守り、素性を明かさないまま教員の仕事に就くところから物語は始まります。




観ている私が胸を締め付けられ苦しくなるほど、主人公の心の葛藤が続くのですが。。。




あるきっかけを機に親友たちの支えを受けながら、父親の教えを翻し己の素性を明かす事を決意する。。




非常にどんよりと暗い序盤からエンディングに向けて眩いばかりの光が差し込むような、素晴らしい映画に仕上がっています。




飾りのような煌びやかな挿入曲はほとんどなく、全体を通して演者たちの一挙手一投足、そして演者たちから紡ぎ出される重い言葉たちに全力でスポットライトを当てているところにこの映画の凄みというものが凝縮されていると私は感じました。




劇中に出てくる言葉に




「もし、この先に部落差別というものが無くなってもおそらく差別というものは無くならないだろう。それは人間というものが弱いからだ。」




があります。




私にはこの言葉が強く残りました。観終わってからしばらく経ってこの文章を書いているのですが、いまだにずっと頭から離れないでいます。




差別とは人を下に見ることです。誰が人の優劣を決めるのでしょう?そんなものは最初から無いのに。




私が一番嫌うものは人の噂話と悪口であります。




娘たちにも小さい頃からずっとそう教えてきたつもりです。




この世に生を受けた者として、これが一番大切な事だとも思っています。




自分自身の「ふところ」をより豊かに。




そんな人間でありたいとあらためて思った次第です。




世界中の人々にこの映画は観ていただきたい。それくらいの価値がある映画だと私は思います。