松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



らっきょう、つくったよ

昨日、やっとらっきょう漬けが完成しました。

二週間塩漬けしておいたらっきょうです。



少し黄色味がかってきました。発酵が進んだ証拠です。

この塩漬けらっきょうを今度は水抜きしていきます。半日以上はこうして水に晒しておかなければしょっぱいらっきょうになってしまいます。



塩抜きを終えて今度は10秒ほど熱湯に通して軽く天日干しします。



ここでやっと本漬けです。

砂糖蜜を作っておき、米酢と穀物酢を半分ずつ加え、最後に鷹の爪を入れて完成です。



よしこさん(おばあちゃん)、今年もらっきょうつくったよ。

もう頭を撫でて褒めてもらうことはないけれど、これからも毎年よしこさんのらっきょうに近づけるように頑張ってつくるね。

雨に咲く花

「雨に咲く花」と銘打ち、羽二重餅製の生菓子をお店に並べました。



頂に少し凹みを与え、青と青紫と透明の3種のジュエルをランダムにのせて仕上げています。

中には薄紅色に染めた備中白小豆のこしあんを使用しています。

雨に咲く花、紫陽花をイメージさせる和菓子となっています。

今年は残念ながら地元のあじさいまつりが中止となりました。

じめじめとした梅雨の時期に気持ちが暗くなってしまいがちではありますが、皆さまの心が少しでもパッと明るくなっていただけるような和菓子をご提供していきたいと思っております。

色や香りって本当に大切だと思います

人工の香料はとても香りが立ち、最初は好意的に捉えるものでありますが、やはりホンモノではないためいつか飽きというものが早くやってくるものです。

また、人工的な甘味料や香料などは実際のものに極力近くなるようにつくられているものではありましょうが、やはりホンモノに近いニセモノであり、ホンモノよりも強く味や香りを主張してしまいます。



葛桜が本日もお店に並びました。

青々とした桜葉もホンモノでありますし、桜葉の桜葉しか表現できない素晴らしい香りがあります。

ただの、まあるい葛だけをそのままお店に並べたならば、どれほど味気のないものになるでしょう。

それが桜葉を纏っただけで、香気が立ち青々とした色合いまでも愛おしくなってきます。

普通の葛菓子がより品良く味わい深く仕上がります。

こんな時に色や香りって本当に大切なのだと私達は知ることになるのです。