松屋長春の和菓子便り
尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。
国宝茶室「如庵」にて
愛知県犬山市にある有楽苑には国宝茶室「如庵」があります。
本日はそちらで茶会が開かれます。
有楽苑の庭園内には「如庵」、「元庵」と「弘庵」という茶室があり、松屋長春は「弘庵」でお使いいただきます和菓子をつくりました。
ご担当の先生と随分前から相談し、羽二重餅製の「白川路」という銘の和菓子を完成しました。冬には豪雪地帯になる世界遺産の「白川郷」の合掌造りを想起させるデザインとなっております。


羽二重餅の生地は2色仕立て。合わせるは干し柿を少し仕込んだ丹波大納言小豆こしあん。このような珍しい出立ちで仕上げた次第です。
納得の出来栄えとなりましたので、松屋長春の店頭用としてもご用意する事にしました。
気になられた方は是非お買い求めくださいませ。
ちょうど今、息子と2人で配達を終えて帰ってからすぐにこの文章を書いているところです。
余談ではありますが、「如庵」の方の和菓子を担当されますのは、私の京都の修行先の後輩でもあります「恵那寿や」さん。栗きんとんをそぼろ状にしてきんとんにして出されると聞きました。
配達をした際に有楽苑内の写真を数枚撮ってまいりました。








ささっと撮っただけなので、写真の腕前につきましてはご容赦ください。
センチメンタル
小沢健二の「いちょう並木のセレナーデ」という曲をご存知ですか?
私は彼の「LIFE」というアルバムが大好きで、一時ものすごく聴き込んでいました。
この曲は歌詞がとても切ないのですが、メロディラインはそれほど悲しくもなくって。そのアンバランスさ加減が絶妙でなんだかわかりませんが、何度も求めてしまうんですよね。
そういえば、ずっと聴いてないや。久しぶりに聴いてみようと思っています。
本日ご紹介の和菓子は「黄葉」。

いちょうの葉を表現したハート型の和菓子です。
毎年、いちょうが黄葉する頃にいちょうに因んだ和菓子をつくるのですが、この頃になりますと理由はわからないのですがセンチメンタルな気持ちになって、「いちょう並木のセレナーデ」の歌詞とメロディが頭に浮かぶのです。
もみじの紅葉を見てもセンチメンタルにはなりませんが、いちょうの黄葉を見るとセンチメンタルになってしまうんですよねぇ。
これは私だけの感覚なのかもしれません。








