松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



私を突き動かす原動力

ごぼうをたくさん買ったので、飛騨牛の切り落としを使ってすき焼きをつくりました。












ふと、「娘たちのお弁当に入れたら喜んでくれるだろあなぁ」と咄嗟に考えてしまいました。




7年間毎日欠かさずお弁当づくりに励んでいたのは、もう6年以上も前のこと。でも、いまだにそんな事がいつも頭に浮かんでしまうのです。性分ですかね。




父親がつくる料理やお弁当というのはいけません。どうしても茶色主体の色鮮やかではないものが多くなります。一応ミニトマトやブロッコリーや卵焼きを入れたりして、自分なりに可愛く仕上げるつもりで赤緑黄色を取り込むのですが。。。




3人の娘たちはよく「パパのお弁当、茶色が多くて恥ずかしい。」と言っていました。




この言葉を聞くとやっぱりショックでした。




友達と机を囲んでからパッとお弁当箱を開けると見栄え的にみんなよりも見劣りが顕著だったのでしょう。




ショックを受けると同時に申し訳気持ちでいっぱいになったものです。




それでも、「周りの子たちは冷凍食品が多かったりするけど、パパのは全部手作り。それもいつも最高に美味しい。」とも言ってくれました。




その言葉が私を突き動かす原動力となったのです。




このごぼうのすき焼き、次女と三女には食べさせてはやれなかったのですが、長女は夜ご飯として一緒に食べる事ができました。




うん、我ながら美味しい。




娘たちよ、茶色が最高だよな。パパはやっぱり茶色がお似合いのようです。笑




ミーハー

豚のバラ肉の薄切りをクルクルと丸めてカツにする。








普通のとんかつも超がつくほどご馳走でありますが、このクルクルかつも柔らかくてたまらない。












随分昔のことになりますが、名古屋に「キムカツ」という名の超人気店ができました。




ミーハーな私。できてからすぐ食べに行ったのですが、「キムカツ」の代表的なかつは「ミルフィーユかつ」と呼ばれる薄切りの豚肉を重ねて揚げたものでした。(ものすごく並びました。たぶん1時間ほど。)




今回の我が家のかつは「キムカツ」から着想してつくったものです。私、よくこの「ミルフィーユかつ」をつくるんですよね〜。




歯が弱い人にも優しいメニューです。笑




また別の日には久しぶりに里芋を茹でて、生姜だまりで食べました。秋の味覚、昔から続く我が家の定番。こちらもたまらないなぁ。








食欲の秋。食欲が止まらない。




ロマンティックも止まらない(昔流行ったCCBの名曲。笑)

ぎんなん餅

ふっわふわの羽二重餅の生地に、稲沢の特産である「ぎんなん」を細かく割り入れて練り込みました。




使用しましたのは稲沢市祖父江町の「藤九郎」というブランドのぎんなんです。




ぎんなん特有の噛み応えのある食感に、ぎんなんにしか出せないあの芳香がしっかり伝わってくると思います。








短い期間でしか販売しない季節モノであります。是非この機会にご賞味くださいませ。




話は変わりますが、私の和菓子の師匠であり、私の唯一の心の師であり、こんな事を言っては失礼に当たるかもしれませんが心友である梶山浩司先生がこの度「黄綬褒章」を受賞されました。








和菓子界の宝である先生が名誉ある賞を受賞された事、本当に嬉しく思います。




先生、誠におめでとうございます。




久しぶりに先生に無性に会いたくなった次第です。休みの日に東京まで会いに行こうかな。(受賞のこのタイミングなので先生の方が忙しいか。来るなって言われそうだな。笑)